2009年05月

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【一陸技】精選300題_問051-反転増幅器

反転増幅回路

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  会社の同僚たちと一陸技の勉強会をしています。
  勉強会では「合格精選300題 一陸技問題集」を使っています。
  本ブログでは勉強会で解いた問題の解説を掲載していきます。

合格精選300題 第一級陸上無線技術士試験問題集合格精選300題 第一級陸上無線技術士試験問題集
(1998/10)
吉川 忠久

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問051
下図に示す演算回路において、電圧利得Avを求めよ。
ただし、演算増幅回路の入力インピーダンスを無限大、
負帰還をかけないときの電圧利得Aを無限大とする。

 問051図



反転増幅回路の電圧利得を求める問題です。
理想演算回路を用いた反転増幅器の電圧利得を憶えていれば一発です。

 [反転増幅回路の電圧利得]
 問051-01反転増幅器の利得

このくらいは憶えておいても損はありませんし、
簡単に憶えられますね。


憶えていない場合でも、
演算増幅器の特性を理解していれば簡単に求めることができます。
今回の問題では、その演算増幅器の特性さえも題意で示してくれています。

それではもう少し詳しく解説しましょう。
まずは演算増幅器の簡単な解説から始めます。


演算増幅器(オペンアンプ:Operational Amplifier)

演算増幅器とは、
理想増幅器に近い特性を持つように設計されたICであり、
その中身はトランジスタや抵抗をいくつも組合わせた複雑な回路構成となっております。

演算増幅器は下図のような記号で表されます。

   問051-02オペアンプ

2つの入力端子と1つの出力端子を持ち、
2つの入力端子に加えられた信号を増幅する増幅器となっています。

+の符号の付いた入力端子を非反転入力端子といい、
-の符号の付いた入力端子を反転入力端子といいます。
その名の通り反転増幅器に入力された信号は、
位相が180度回転した逆相となって出力されます。

そして、
演算増幅器に要求される理想的な特性として、
次のようなものを挙げることができます。

 ①電圧利得が無限大
 ②入力インピーダンスが無限大
 ③出力インピーダンスが0
 ④周波数帯域幅が無限大


実際の演算増幅器では、④以外はそれと近い特性を有しています。
このような特性を活かし、演算増幅器は様々な回路に応用されます。
その1つが本問題の反転増幅回路です。


さて、反転増幅回路とは、
演算増幅器を負帰還回路として使用したもののことです。
「負帰還回路」は反転増幅器におけるキーワードです。

ということで、反転増幅回路を解説する前に、
負帰還回路について少し解説しておきましょう。


負帰還回路

一般的に増幅器は、
非線形性を有していたり(出力波形がひずむ)、
温度変化などにより特性が変動してしまいますが、
負帰還をかけることによって、
それらを取り除いた理想的な特性を得ることができます。

負帰還回路は下図のように示すことができます。

 問051-03帰還回路

増幅度が-Aの反転増幅器の出力を
帰還率βとなるように減衰器に通し、
帰還した信号βV2を入力信号V1加え、
再び増幅器に入力する構成となっています。

増幅器に入力される電圧をViとすると、
次の2つの式が成り立ちます。

 問051-04負帰還回路2式

よって、負帰還回路の利得Gは次のように求めることができます。

 問051-05負帰還回路利得

ここで、Aβ >> 1の場合、
分母の1は無視できるので、上の式は次のように近似できます。

 問051-06負帰還回路利得近似

この式から解ることは、
負帰還回路の増幅度は減衰器の減衰量βだけで決まると言うことです。
増幅器の増幅度Aとは無関係です。

減衰器は受動素子だけで構成できるので、
環境の変化に対して安定的で、
周波数特性なども極めて理想的です。

つまり負帰還回路とは、
利得は非常に大きいが不安定である増幅器と、
特性が理想的に近い減衰器を組み合わせ、
全体の特性が減衰器の理想特性で決定されるようにした回路というわけです。



反転増幅回路

反転増幅回路を下図に示します。

 問051-07反転増幅器

演算増幅器の出力を反転入力端子へ帰還させており、
まさに上述した負帰還回路と同じ構成になっていることがわかります。
演算増幅器の利得は非常に大きいので、
負帰還の特徴を十分に発揮できるというわけです。

それでは、反転増幅回路の利得Avを求めます。
まず上の図から、次の2つの式が成り立つことがわかります。

 問051-08反転増幅器2式1  ・・・①
 問051-08反転増幅器2式2  ・・・②

ここで、思い出して欲しいのは、
題意にもある演算増幅器の特性、
入力インピーダンスが無限大ということです。

つまり、
演算増幅器に流れる電流Iiは0となり、
電流I1とI2が等しくなることがわかります。

 問051-09i1i2  ・・・③

さらに、Ii=0ということは、
演算増幅器の反転入力端子と非反転入力端子間の
電圧viは0となることも解ります。

 このように、演算増幅器において
 反転入力端子と非反転入力端子が仮想的に短絡されているようにみえる特性を、
 バーチャルショートといいます。
 さらにこの場合、非反転端子側は接地されており、
 反転端子側もバーチャルショートにより接地されているようにみえます。
 このような状態をイマジナリーアースと呼びます。

イマジナリーアースにより、
反転入力端子の電圧viは0となります

 問051-10イマジナリーアース  ・・・④

以上、①~④式より、反転増幅回路の利得Avが求まります。

 問051-11反転増幅器利得

これが本問題の答えです。
憶えておくのが吉ですね☆


参考文献

アナログ電子回路―集積回路化時代のアナログ電子回路―集積回路化時代の
(1988/04)
藤井 信生

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注目すべき倉敷検定!

ココ最近、いわゆる「ご当地検定」が乱立しています。

なんでも、2006年4月以降は1週間に一つ以上の割合で設立されており、
今では200以上のご当地検定が存在しているらしいです^^;


ご当地検定の先駆けは、京都の「京都・観光文化検定」という検定です。
京都検定は一回の試験で1万人近い受験者数を誇る
大人気ご当地検定です。
私も京都検定のテキストだけは持っています^^;

その京都検定の人気にあやかって、
各地でご当地検定が誕生してるようですが、
安易に設立されたご当地検定は、
受験者不足に苦しんでいるものも少なくないようです。


そんな中、地域の振興に貢献しようと奮起しているご当地検定もあります。


 その1つが岡山県の倉敷検定です。


倉敷検定の特典は、
検定に合格すると倉敷パスポートというものが貰えるということです。
倉敷パスポートとは、加盟店でクーポンとして使えたり、
他にもさまざまなサービスが受けられるものとなっています。


 なんだか倉敷観光がちょっぴり楽しくなりそうですね☆


倉敷検定はいつでもwebから受検できます。
みなさんも試しに受験されてみてはいかがでしょうか?
タダですよ^^


 [ネイティブ倉敷プロジェクト 倉敷商工会議所]
 http://www.native-kurashiki.jp/kentei/


私もついさっき受けてみました。
見事合格です^^

  ↓これが「倉敷パスポート引換券」

倉敷検定

これで倉敷に行けば「倉敷パスポート」が貰えます。
地元の広島に帰るときは、倉敷にでも寄って帰ろうかと思います☆


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【MCPC1級】9-2業務別モバイルシステム活用④サービス業

MCPC1級テキストをまとめていきます。


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9-2節は、
製造業,卸売業,小売業,サービス業の4つの業種について、
どのようにモバイルシステムを活用していくかが書かれています。

今回は「サービス業」でのモバイルシステム活用をまとめていきます。


第Ⅲ部 モバイルシステム
第9章 モバイルシステムの対象業務の基本的なビジネス知識
9-2 業種別モバイルシステム活用


[4]サービス業の業務プロセスとモバイル活用

(1)サービス業を取り巻く環境変化と対応の方向

(a)サービス業を取り巻く環境の変化

従来はなかった多種多様のサービス業が誕生している。


(b)サービス業の対応の方向

サービス業の経営基盤の安定化に必要な4つのこと
・顧客ニーズ変化,技術革新に対応した新たなサービスビジネスの展開
・サービスの高付加価値化,質の向上
・サービス技術・技術向上のための人材育成
・販路の拡大・合理化・高度化を図る上で必要な情報化への対応


(2)モバイルシステムの活用

1.予約機能→Webシステム
Web携帯電話による予約やキャンセル

2.顧客管理→SFAシステム
・CRMの活用
・FSPの活用

3.サービス提供→無線LANシステム
・店舗,施設内の無線LANシステムによるきめ細かいサービスの提供

4.サービス提供→モバイルセントレックス
モバイルセントレックスの活用
:無線LANシステムによるきめ細かいサービスを提供しつつ、
 基幹システムに接続して詳細な情報提供を行う

5.会員管理→携帯電話メール
携帯電話メールを活用した会員管理

6.セールス&マーケティング機能→モバイルSFAシステム
・スケジュール管理
・日報入力支援
・グループウェア

7.業務支援機能→モバイルセントレックス
モバイルセントレックスの活用

8.業務支援機能→フィールド業務支援(FFA)システム
FFAシステムの活用

 FFAシステム
 :携帯電話を端末とした現地作業の支援システムのこと。
  ・現地場所支持や業務命令を出す。 
  ・リモートアクセスで顧客履歴情報にアクセスする。
  ・カメラ機能による現地ビジュアル化
  など


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【MCPC1級】9-2業務別モバイルシステム活用③小売業

MCPC1級テキストをまとめていきます。


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9-2節は、
製造業,卸売業,小売業,サービス業の4つの業種について、
どのようにモバイルシステムを活用していくかが書かれています。

今回は「小売業」でのモバイルシステム活用をまとめていきます。


第Ⅲ部 モバイルシステム
第9章 モバイルシステムの対象業務の基本的なビジネス知識
9-2 業種別モバイルシステム活用


[3]小売業の業務プロセスとモバイル活用

小売業の3つの役割
・生産のばらつきや、消費の変動といった需要と供給の調整機能
・顧客に商品説明を行って、安心して購入してもらうための機能
・製造業に対して消費者のニーズを伝えるマーケティングの機能


(1)小売業を取り巻く環境変化

(a)小売業全体の傾向
①小売事業所数の減少
②小売店舗の大型化が一服感
③コンビニ,終日店の増加
④消費者ニーズに対応した営業時間の拡大

(b)消費者行動の変化
①ライフスタイル重視→自分に合う商品がなければ買わない
②購買地域の拡大→Webサイト販売などにより、世界中が購入地域に
③消費行動の24時間化
④価格指向とゆとり指向の切り分け
⑤安心・安全・「もったいない」指向
⑥品質と価格のバランス重視

(c)小売業者の対応の傾向

小売業の対応の方向

<消費者のニーズに合った商品の開発>

●製販提携の推進

<商品構成策定>

●顧客のニーズを満足させるために必要な商品の品揃えやサービスの提供
●品揃えの他品目化
●関連商品の品揃え


<仕入>

●EDIを利用した店頭の在庫自動補充発注

<商品販売>

●POS,EOS情報の収集・蓄積の仕組み構築、販売促進への活用
●カテゴリーマネジメントの実施と改善


<顧客管理>

●CRM導入とFSP導入

 FSP(Frequent Shoppers Program)とは、
 特にその小売店の利用頻度の高い顧客に
 特別のサービスをする作戦である。

<販売情報収集・発信>

●製造業者または卸業者から消費者への発信情報
・新商品情報
・販促情報
・トレーサビリティ情報

 トレーサビリティ情報とは、
 製品を個別ないしはロットごとに識別して、
 調達・加工・生産・流通・販売・廃棄などにまたがって
 履歴情報を参照できるようにするための情報である。

●小売業者から製造業者または卸業者への情報
・売れ筋,死に筋情報
・スキャン,パネル・データ(顧客別購買データ)
・コーザル・データ(特売,チラシ,地域行事,天候と売上との相関データ)
・トレーサビリティ情報


(2)小売業者の基本的な業務プロセス


(3)モバイルシステムの活用

【小売業】7つのモバイル活用

1.商品企画・開発→テレビ会議システム
新商品に関する、
卸売業担当者,製造業の設計者,小売業担当者の
三者テレビ会議

2.製販提携→Webシステム
販売データの共有による、
・売れ筋,死に筋の把握
・新商品の開発
・最適在庫量の決定
・流通コスト削減

3.顧客管理→SFAシステム
・CRMの活用
・FSPの活用

4.情報収集・発信→携帯電話メール
カメラ付き携帯電話を利用した店舗情報の製造業,卸売業への発信

5.商品構成策定→テレビ会議システム
製品品揃えに関する、
製造業,卸売業担当者,小売業担当者の
三者テレビ会議

6.仕入れ→EDIシステム,在庫管理システム
・モバイル端末によるEOSの活用
・入出庫管理や棚卸管理へのバーコード,二次元コードシステムの導入

7.販売促進→Webシステム携帯電話を利用したクーポン
・携帯電話へのEメールによる特別セールの案内
・二次元コード入りチラシによる関連サイトへの誘導
・店舗内の二次元コード入りポップによる調理法や使用法の案内
・携帯電話にメールを配信しそれをクーポンとして活用


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【MCPC1級】9-2業務別モバイルシステム活用②卸売業

MCPC1級テキストをまとめていきます。


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9-2節は、
製造業,卸売業,小売業,サービス業の4つの業種について、
どのようにモバイルシステムを活用していくかが書かれています。

今回は「卸売業」でのモバイルシステム活用をまとめていきます。


第Ⅲ部 モバイルシステム
第9章 モバイルシステムの対象業務の基本的なビジネス知識
9-2 業種別モバイルシステム活用


[2]卸売業の業務プロセスとモバイル活用

(1)流通システムを取り巻く環境変化と卸売業


国内流通の変化の3つの理由
・流通の情報化・ネットワーク化が進行したこと
・流通市場の国際化が進展したこと
・国の流通政策が市場開放・自由競争の促進へと転換したこと

国内流通の変化の卸売業への影響
・情報収集力の変化→情報収集は、卸売業だけの得意領域ではなくなった
・流通在庫の圧縮→卸売業に対する在庫機能への期待が低くなった
・小売業と製造業の直接取引→卸売件数自体が減少傾向にある
・得意先の経営不振→大型店舗の登場により得意先の小売店が経営不振に陥り、結果として卸売業者の経営も悪化している。


卸売業の対応の方向

<物流>

●EOSの導入

 EOS(Electronic Ordering System)とは、
 ネットワークを利用した補充発注システムのことである。

●物流機能強化

 ・仕分け能力の向上

  「仕分け」とは、
  配送のために商品を、品物別,行き先別,小売店別など
  目的に応じた置き場所に分配する作業のことである。
  入庫時の仕分けと出庫時の仕分けの2つがある。

 ・ピッキングシステム効率化

  「ピッキング」とは、
  注文やその他作業指示に従って、
  保管場所から商品を取り出す作業のことである。

 ・配送管理レベルの向上
  →計画配送,共同配送,一括納入の管理力の向上が必要

<マーチャンダイジング>

●マーチャンダイジング力の強化

 マーチャンダイジングとは、
 商品政策や商品化計画のことで、
 対象とする消費者(小売業)に
 「何を、いくらで、どのように提供するか」を
 決定することである。

 ・小売店への提案力強化
 ・製造業への提案力強化

<小売店サポート>

●POS,EOS情報の収集と蓄積の仕組みの構築,分析,提案

・売れ筋商品,死に筋商品,新商品の販売状況情報提供
・小売店の品揃え提案

●カテゴリーマネジメントの提案

・カテゴリー区分提案
・カテゴリーごとの販売実績集計と活用提案


(2)卸売業の基本的な業務プロセス

卸売業の基本的な業務プロセスとして重要なもの6つ
(a)商品企画・開発
(b)在庫管理
(c)出荷・配送
(d)カテゴリーマネジメント
(e)小売店サポート
(f)仕入先(製造業者)との協業



(a)商品企画・開発

卸売業の4つの商品開発方法
・プライベートブランド品の開発
・高付加価値商品の開発
・国際調達
・情報収集力の強化による商品企画・開発



(b)在庫管理

在庫管理の3つの機能
適量管理:仕入れ・出荷・在庫の3つのパラメータを管理
モノの管理:数量管理,ロケーション管理,FIFOによる鮮度管理
入出庫・棚卸管理:帳簿上と実際の商品の数量が合う様に管理


(c)出荷・配送

出荷・配送の管理の4つのポイント
・配送時間,配送ルート,配送距離などの配送効率の目標と実績の管理
納品率,誤配送件数,納品時間などの目標と実績の管理
・専用便,混載便などの配送便の管理
・現在地点把握などの運行管理


(d)カテゴリーマネジメント

小売業者に対して、次の6つのステップでカテゴリーマネジメントの提案することが重要
・カテゴリーマネジメント計画の立案
・実施と効果の検証
・分析結果に基づき、商品の広告・販促,品揃え,棚割りに反映させる
・一定期間後売上拡大効果があるかどうかを検証する
・検証結果に基づき売上効果,市場とのギャップの有無を検証し、広告・販促,品揃え,棚割りを改善する
・継続的な改善


(e)小売店サポート

5つのサポート
・小売店舗における商品差別化に寄与する商品情報の収集・提供
・新商品の探索と提供
・店舗におけるイベント等の販売促進の企画・提案
・売り場管理および売り場活性化のノウハウの蓄積と提供
・棚割り,売り場などの配置提案



(f)仕入先(製造業者)との協業

製造御者と小売業者の双方のニーズに合った情報を提示していく。


(3)モバイルシステムの活用

【卸売業】6つのモバイルシステム活用

1.商品企画・開発→テレビ会議システム
小売店担当者,小売店に出向いた企画担当者,製造業の設計者の
三者テレビ会議

2.在庫管理→EDIシステム,在庫管理システム
・モバイル端末によるEOS
・入出庫,卸管理へのバーコード,2次元コードシステムの導入

3.出荷・配送→配送システム
・ピッキング作業効率を高めるための携帯情報端末
・顧客への配送情報の提供
・GPSを利用した「配送車現在地点情報」提供
・GPS付き携帯電話とASPサービスを組合わせた配送業務管理システム

4.カテゴリーマネジメント→SFAシステム
・カテゴリーマネジメントの分析結果の提供
・成功事例を抽出したプレゼンテーション
・カテゴリーマネジメント改善策のモバイルソリューション

5.小売店サポート→SFAシステム
・卸売業者の社内データベースからの情報提供
・棚割り,売場などの配置事例を社内データベースから抽出したプレゼンテーション

6.仕入先との協業→テレビ会議システム
仕入先,仕入先に出向いた企画担当者,小売店の担当者の
三者テレビ会議


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【MCPC1級】9-2業務別モバイルシステム活用①製造業

MCPC1級テキストをまとめていきます。


モバイルシステム技術テキスト エキスパート編―MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応モバイルシステム技術テキスト エキスパート編-MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応
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9-2節は、
製造業,卸売業,小売業,サービス業の4つの業種について、
どのようにモバイルシステムを活用していくかが書かれています。

9-2節も長いので、4つに分割してまとめていきます。
今回は「製造業」でのモバイルシステムの活用がテーマです。


第Ⅲ部 モバイルシステム
第9章 モバイルシステムの対象業務の基本的なビジネス知識
9-2 業種別モバイルシステム活用


[1]製造業の業務プロセスとモバイル活用

(1)製造業の製品分類

①企業向け商品と一般消費者向け商品
企業向け商品(B2B製品)→材料,部品,中間品,機能製品
一般消費者向け商品(B2C)製品→完成品

②消費財と耐久消費財


(2)製造業の生産形態

①受注生産と見込み生産
受注生産:注文を受けた後に生産
見込み生産:需要予測をしてあらかじめ生産

②少量品種大量生産から多品種少量生産
消費者ニーズの多様化に応えるため多品種少量生産に取組む製造業が増えている。

③繰返し生産と個別生産
繰返し生産:同じものを繰返し生産
個別生産:一回限りの生産

④連続生産とロット生産
連続生産:毎日同じものを連続的に生産
ロット生産:ひとかたまりの数を生産して、売れたら次のひとかたまりの数を生産


(3)製造業への市場からの課題

・多品種少量生産システムの確立
・リードタイムの短縮


卸店や小売店の販売最前線の情報をすばやくキャッチして、
工場の生産ラインに反映させることが極めて重要。
 ↓
情報収集・配信手段としてモバイルシステムを活用


(4)多品種少量生産の仕組み

[多品種少量・見込み生産時の生産管理]
生産方式:ロット生産中心
生産品:B2C製品及びB2B製品の量の多いもの
製品仕様:自社オリジナル仕様
生産量の決定:販売実績に季節変動要因などを加味して、販売の見込み量を予測し生産量を決定
生産管理方式:MRP方式

 MRP(Material Requirements Planning:資材所要計画)
 :生産予定の製品を構成する部品の展開を行って、
  製品の生産量に必要な部品の総量を算出し、
  そこから部品在庫量と発注残を引いて、
  必要な部品発注量を算出する仕組みのこと

製品在庫:あり
需要と供給の調整機能:製品在庫による
経営課題:①販売見込み量の精度向上
       ②生産指示から完成までのリードタイム短縮
       ③販売最前線の販売情報の全社共有化
生産計画:①販売予算に基づく年間計画
       ②月別計画
       ③小日程計画
生産計画の見直し:毎日または毎週または半月ごと


(5)製造業の基本的な業務プロセス

2つの業務プロセス
マーケット・イン型:最終消費者の需要動向を起点として組み立てられる
プロダクト・アウト型:企業の生産能力や在庫などを起点として組み立てられる

多品種少量・見込生産では徹底してマーケット・イン型を追求する必要がある。

主な業務プロセス
①受注見込みの作成
②生産計画の作成


(6)モバイルシステムの活用

多品種少量・見込生産型の製造業では、
販売最前線から製造工程までの、
情報収集,加工,活用の情報伝達時間が勝負になる。


【製造業】7つのモバイルシステムの活用

1.販売最前線情報→SFAシステム
販売最前線から、
 製品別売上,
 最終消費者性別,
 年齢層,
 時期
などの情報を社内データベースにインプット

2.需要情報→SFAシステム
顧客との打ち合わせ場所から、
 製品別売上実績・計画
 製品別在庫
などの顧客情報を社内データベースにインプット

3.営業活動→SFAシステム
①顧客との打ち合わせ場所から、
  製品別受注情報
 を社内データベースにインプット
②同場所から工場製品別在庫検索
 ・売れ筋製品で在庫のある製品の納期即答
 ・在庫切れ製品の納期即答
 ・不動在の商談支援
③同場所から見積り依頼,回答
④店頭・展示会から他社情報インプット

4.部品計画→EDIシステム
工場と仕入先・外注先とのEDIシステム

5.設計→テレビ会議システム
顧客との打ち合わせ時、
顧客と顧客に出向いた設計者および工場の設計者の三者テレビ会議

6.製造→配送システム
①顧客への配送情報提供
②GPSを利用した運行ルート管理、顧客への「配送車現在地点情報」提供

7.製造・直売→モバイル注文・レジシステム
店頭で注文を受け、PDAを利用して、無線LAN経由で
工場への製造指示書と顧客に渡す領収書をモバイルプリンタで発行


(7)顧客の信頼を得るための条件

①商品力
②生産の機動力
③提案力

これらはいずれも、モバイル端末による情報活動をツールとした
マーケット・イン型の生産体制から生まれるものである。


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一陸技の関連記事へのリンク集

ここでは、一陸技問題集の解説をはじめ、
一陸技関連の記事をリンク集にしてまとめておきます。


一陸技受験体験記

 ◆資格の紹介
 ◆受験体験記-受験動機編
 ◆受験体験記-勉強法編


一陸技テキスト紹介

 ◆「無線工学の基礎」対策テキストの紹介
 ◆「無線工学B」対策テキストの紹介
 ◆「無線工学A」「法規」対策テキストの紹介
 ◆「問題集」の紹介


「合格精選300題」一陸技問題集の解説

合格精選300題 第一級陸上無線技術士試験問題集合格精選300題 第一級陸上無線技術士試験問題集
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吉川 忠久

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問題集の解説で十分だろうと判断した問題や、
問題集の解説以上の解説はできないと思った問題は
とばして解説しております^^;
とばした問題もそのうち解説したいとは考えています。

無線工学の基礎

問001 クーロンの法則
問002 ガウスの法則
問003
問004 2導体間の静電容量
問005 並列接続コンデンサの合成容量
問006 コンデンサの直列接続
問007
問008
問009
問010
問011 誘導起電力の電子論的考察
問012
問013 自己インダクタンス
問014 コイルの磁気エネルギー
問015 磁気回路
問016
問017 Δ-Y(デルタスター)変換
問018
問019 影像インピーダンス
問020
問021
問022 交流とコイル/コンデンサ
問023
問024
問025
問026 コンデンサの過渡現象
問027 コイルの過渡現象
問028
問029
問030
問031 電子効果
問032 移動度と導電率
問033 逆電圧降伏
問034 負性抵抗素子
問035 特殊半導体
問036 発光ダイオード
問037 サイリスタ
問038
問039
問040
問041
問042 雑音
問043
問044
問045 hパラメータ
問046 エミッタ接地トランジスタのhパラメータによる等価回路
問047
問048
問049
問050
問051 反転増幅器
問052 LC発振回路
問053
問054
問055
問056 NOR回路
問057 NAND回路
問058 
問059
問060 指示計器
問061 整流形計器
問062 熱電形計器
問063 静電形計器
問064
問065
 ・
 ・
 ・

随時更新予定です☆
(最終更新日:2009.11.22)

ネスペ問題集買いました

私は現在、
6月の「MPCPモバイルシステム技術検定」に向けて勉強していますが、
MCPCは問題集も無く、暗記ばかりなのでちょっと飽きてきました^^;

ということで今日は、ちょっと気分転換と思い、
秋に受ける「ネスペ」の問題集でも探しに本屋へ行ってきましたよ。


 「ネスペ」とは、情報処理技術者試験の1つである
 「ネットワークスペシャリスト」のことです。
 従来は「テクニカルエンジニア(ネットワーク)」と呼ばれていましたが、
 本年度の試験制度改正に伴い、名称が変更されました。



情報処理技術者試験は、
とにかく過去問を何回も解いていれば合格できると思っているので、
たくさんの問題が掲載されている問題集を探しました。

参考書と問題集が一緒になっているテキストはダメです。
たいていどちらも中途半端で使い物になりません^^;


本屋には数種類の問題集で充実していましたが、
なかなか良さそうな問題集がありましたよ。


 ↓これゲットです☆
 
よく出るよく分かるネットワークスペシャリスト完全問題集〈2009年版〉よく出るよく分かるネットワークスペシャリスト完全問題集〈2009年版〉
(2009/03)
都丸 敬介

Amazonで詳細を見る


本問題集は、過去問3回分と精選問題が掲載されています。
完全問題集と銘打っているだけあって、
抜け目のないバランスの良い問題集となっております。


とにかく問題を解きまくるという勉強スタイルの私にはぴったりです☆


ネットワークスペシャリストは、
他の参考書とかは買わずに、この問題集一冊のみで臨んでみようかと思います。

いや、午後問の問題集をもう一冊くらい買うかもしれませんが^^;

一陸技申込み、本日締切りです

本日は、
7月の「第一級陸上無線技術士」試験の申込み締切日でした。


私は現在、会社の同僚と一陸技の勉強会を開催していますが、
今回は、勉強会メンバー5人のうち、1人だけが受験します。

私はすでに取得済みなので受験しないとして、
1人は他の資格を受験する為に、
もう2人は業務が忙しすぎて受けることが出来ないようです。


一陸技の試験は平日にあるので、
会社員は有休を取って受けにいかないといけないのです。


最近は不景気で、残業時間が規制されており、
勉強する時間は確保できるようになっています。
けれども残業ができない分、普段の業務が忙しくなっているので、
なかなか有休も取りにくくなっています。


資格の勉強はできるのに、受験できないというジレンマです^^;


こういうことがあるので、
一陸技のほしい学生さんは、やはり今のうちにゲットしておくべきですよ☆

【MCPC1級】9-1共通業務プロセス④ノウハウ共有

MCPC1級テキストをまとめていきます。


モバイルシステム技術テキスト エキスパート編―MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応モバイルシステム技術テキスト エキスパート編-MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応
(2008/08)
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム
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引き続き、「どんな企業でも共通するビジネススキル」を学びます。
9-1[4]の「ノウハウの共有」についてまとめていきます。


第Ⅲ部 モバイルシステム
第9章 モバイルシステムの対象業務の基本的なビジネススキル

9-1 共通業務プロセス


[4]情報・知識の共有化

(1)企業のノウハウとは

[ノウハウの定義]
「他社との競合に勝つために、組織と個人が持っている業務についての絶えず変化しやすい情報」


(2)ノウハウ活用と仕組み

[ノウハウ活用の定義]
「1つの組織で芽生え蓄えたノウハウや、個人が編み出したノウハウを、情報技術により必要な人が、いつでも、どこでも得られるようにして、社内で流通して使いあうこと」

[ノウハウ活用の仕組み]
ノウハウの収集,登録,活用,磨き上げの方法を含む
ナレッジマネジメント


(3)ナレッジマネジメントとの関係

【ナレッジマネジメントの目的】
それぞれの担当者が個別に管理している情報や知識を、
組織で共有して仕事に活かし、
さらに有効な知識を創造・活用し、業務のより創造的な達成を目的とする。



(4)ノウハウ流通の促進

一度生まれたノウハウを全社的に活用しないと大きな損失となりかねない。

情報技術がノウハウ流通の障壁を吹き飛ばしたために、
他部門や個人の持つお互いのノウハウや成功体験を共有することができる。


(5)ノウハウ継承方法の進歩

(製造部門に入った新人が、事業部の責任者になるまでの経験を積むために、
これまで20年掛かっていたものが、情報技術によるノウハウ活用支援で10年に


(6)ノウハウの収集

ノウハウのほとんどは、
7つのライン業務と6つのスタッフ業務に分けられる

7つのライン業務と関連ノウハウ
・市場及び顧客の情報収集  ⇔ 市場動向,他社情報,顧客情報
・ビジョンと戦略の策定   ⇔ 経営戦略
・製品設計及びサービス規格 ⇔ 開発プロジェクト情報,新商品情報,保守サービス情報
・マーケティングと販売実務 ⇔ 問合せ情報,マーケットシェア,営業報告
・生産,出荷,配送(製造業) ⇔ 生産実績,品質情報,在庫情報
・サービス提供(サービス業) ⇔ サービス提供実績,顧客満足度情報
・代金請求・回収および保守サービス ⇔ 回収率,保守サービス実績,顧客満足度情報

6つのスタッフ業務と関連ノウハウ
・人材教育・育成,人事管理 ⇔ 個人別スキル,組織表,教育スケジュール
・情報システム構築,運用  ⇔ 掲示板,メール,テレビ会議
・経理及び資産・設備管理  ⇔ 業績推移,設備投資計画
・環境保護対応プログラムの実施 ⇔ 環境保護施策
・法令順守,CSR推進    ⇔ 関連法令の改廃,CSR施策 
・業務改善と改革推進    ⇔ 全社改革重点施策と推進状況


(a)ノウハウの体系化

ノウハウは、
全社員が参照できるものから特性社員しか参照できないものの活用権限
全社で参照できるものから特定部門でしか参照できないものまでの活用範囲での
2つの軸で体系化する必要がある。

全社員が参照でき、全社的に活用するノウハウ
・市場動向
・他社情報
・新商品情報(発表済み)
・個人別スキル
・環境保護施策
・顧客満足度
・改善グループ活動状況
・問合せ情報

全社員が参照でき、特定部門で活用するノウハウ
・経営戦略
・業績推移
・新商品情報(未発表)
・顧客動向
・設計情報

特定社員のみ参照でき、全社的に活用するノウハウ
・経営会議情報
・全社特別プロジェクト情報
・人事異動情報

特定社員のみ参照でき、特定部門で活用するノウハウ
・社内個人情報
・顧客個人情報
・経理詳細情報


(b)ノウハウの登録

ノウハウデータベースを構築して、PCやモバイル端末から
登録・検索・更新ができるようにする必要がある。
これらは、ナレッジマネジメント・システムとしてベンダから提供されている。
ASPを活用することも1つの方法である。


(c)ノウハウへのアクセス手段

EIPをノウハウ活用のツールとして利用する

EIP(Enterprise Information Portal)
:「コーポレート・ポータルサイト」とも呼ばれる
 Webブラウザの技術を使い、検索サイトと同じように社内にある情報を検索でき、
 また、自分の持っている情報を簡単に登録できるシステムである。
 企業内に存在するデータベースを横断的に検索して、
 社員に最適な情報を提供する。


(d)ノウハウの磨き上げ


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【MCPC1級】9-1共通業務プロセス③顧客対応

MCPC1級テキストをまとめていきます。


モバイルシステム技術テキスト エキスパート編―MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応モバイルシステム技術テキスト エキスパート編-MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応
(2008/08)
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前回に引き続き、「どんな企業でも共通するビジネススキル」を学びます。
9-1[3]の「顧客対応の質と速度の向上」についてまとめていきます。


第Ⅲ部 モバイルシステム
第9章 モバイルシステムの対象業務の基本的なビジネススキル

9-1 共通業務プロセス


[3]顧客対応の質と速度の向上

(1)顧客管理(CRM:Csutomer Relationship Management)

CRM(Csutomer Relationship Management)とは、
情報システムを活用して企業が顧客と良好な関係を築く手法のことである。

[CRMの実現方法]
商品の問合せ,実際の売買,保守サービス,クレーム対応など
それぞれの顧客とのやり取りを一元的に管理することにより実現する。

[CRMの目的]
個々の顧客のニーズにきめ細かく対応し、顧客満足度を高めることで、
次のビジネスチャンスを増やすことが目的である。


[CRM実現のための3つポイント]
・顧客データベースの構築
・全社での活用
・営業支援システム(SFA)



(a)顧客データベースの構築

以下の情報をデータベース化し一元的に管理する。
・電話による問合せデータ
・手紙による問合せデータ
・FAXによる注文データ
・インターネットによる注文データ
・支店からの顧客データ
・外回り営業担当からの情報



(2)営業支援システム(SFA:Sales Force Automation)

SFA(Sales Force Automation)とは、
情報システムを駆使して、営業活動を支援し効率化することである。


(a)SFAソフトウェアの機能

・営業日報機能
・商談の進み具合の管理機能
・グループウェア機能(スケジュール管理,メール,会議室予約,掲示板機能など)
・顧客データベース構築及びアクセス機能
・提案書,見積書作成機能
・社内のLANアクセスによる商品情報,在庫情報などの情報共有機能



(b)CRM,SFA導入フロー

業者に関する経営課題の確認
 ↓
現状調査(他社動向,自社営業の強み・弱み)
 ↓
SFA, CRM導入方針策定
 ↓
SFA,CRM用ハード・ソフト調達
 ↓
SFA,CRM構築
 ↓
運用


(3)コンタクトセンター

コンタクトセンターの核となる情報技術はCTIである。

 CTI(Computer Telephony Integration)とは、
 いろいろな問合せ内容をコンピュータシステムにまとめる技術である。
 CRMの顧客データベースと連携し、的確なサポートを提供できる。


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MCPC1級試験1ヶ月前

MCPC1級試験まで残り1ヶ月を切りました。

試験勉強も計画通りに進んでおり、
とりあえず一通り学習を終え、
今は暗記タイムに突入しております。

暗記にはこれまで自身でまとめた
1級テキストまとめブログが役立っております。
いやー、まとめといて良かったです^^

 1級テキストまとめブログもくじ

試験日は来月6月13日(土)です☆

試験を受ける方は、残り1ケ月ともにがんばりましょー☆

【MCPC1級】9-1共通業務プロセス②コスト削減

MCPC1級テキストをまとめていきます!


モバイルシステム技術テキスト エキスパート編―MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応モバイルシステム技術テキスト エキスパート編-MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応
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前回に引き続き、「どんな企業でも共通するビジネススキル」を学びます。
9-1[2]の「コスト削減」についてまとめていきます。


第Ⅲ部 モバイルシステム
第9章 モバイルシステムの対象業務の基本的なビジネススキル

9-1 共通業務プロセス


[2]業務処理コスト削減の基礎

業務処理コストの削減方法
(1)アウトソーシング
(2)電子商取引(EC:Electronc Commerce)



(1)アウトソーシングによる業務処理コストの削減

アウトソーシングとは、
企業が自社の業務を専門会社に委託することである。

[アウトソーシングの目的]
 ・間接業務を委託することで社内人件費・設備費などを下げる
 ・社内の経営資源をコアビジネスに集中する



(a)営業・セールス業務のアウトソーシング

①営業スタッフの派遣

②Webマーケティング業務


[Webマーケティングの種類]
 ・企業情報を伝えるもの
 ・商品の紹介やプロモーションを行うもの
 ・実際に商品を販売する電子商取引を行うもの
 ・コンテンツを販売するもの
 ・顧客からの問合せやクレーム対応するもの



(b)情報システムのアウトソーシング

①構築・運用業務
コスト削減のみならず、
災害対策や情報セキュリティの確保としても利用できる。

②ASP/SaaS(Application Service Provider/Software as a Service)

ASP/SaaSとは、
レンタルソフト業者が、データセンタでアプリケーションを一括稼動し、
ユーザ企業はインターネットを通じて、有料でその機能を利用する仕組みのことである。

【ASPのメリット】
・初期投資が少なくて済む
・情報システムの運用コストの一部を利用料という経費として処理できる
・バージョンアップ管理から開放される



(c)物流業務・物流部門のアウトソーシング

3LP(3rd Party Logistics)
:倉庫管理,在庫管理,配送計画などの物流部門の機能を
 一括して専門業者に委託すること。

①3PLプロバイダとは
企業の3PL機能全般を一括して請け負う3PLアウトソーシングサービスを行う企業のことをいう。
顧客(荷主)の物流計画,配送,在庫管理などの業務を、
計画からシステム構築まで一括して請け負い、
外部の輸送業者を使って物流業務全般を行う。

[3PLプロバイダの物流コスト削減法]
 ・配送体制の最適化
 ・複数の輸送業者から競争力のある業者の選択
 ・物流費の交渉


②3PL成功の鍵
3PL成功の鍵は、
商品メーカと3PLプロバイダ及び倉庫業者,輸送業者の情報共有にある。

3PLプロバイダは、情報の共有により、
どこの倉庫から、どの輸送業者により、どの経路を経由して
指定の小売店へ配送したら良いかと配送計画を行う。


(2)EC(Electronic Commerce)によるコスト削減

有形の商品だけでなく、
音楽などのコンテンツをデジタルデータの形で販売するなどの
在庫,輸送が必要のない商品も販売できる。

ECを成立させるためにはインターネット電子決済が必要となる。


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【MCPC1級】9-1共通業務プロセス①在庫管理

本日は、MCPC1級テキストをまとめていきます!


モバイルシステム技術テキスト エキスパート編―MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応モバイルシステム技術テキスト エキスパート編-MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応
(2008/08)
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今回から、第Ⅲ部モバイルシステムに入ります。
第Ⅲ部は第Ⅰ部や第Ⅱ部と打って変わって、文系チックな話になります。
上流SEの方などは馴染みやすい内容ではないでしょうか。

そんな第Ⅲ部の最初の章、第9章では、
モバイルシステムの構築に必要なビジネス知識について書かれています。

今回は9-1をまとめますが、9-1は非常に内容が濃いので、
何回かに分けてまとめていきたいと思います。

9-1はどんな企業にも共通する業務における
ビジネススキルについて学びます。

まずは、9-1[1]「在庫管理」からまとめていきます。


第Ⅲ部 モバイルシステム
第9章 モバイルシステムの対象業務の基本的なビジネススキル

9-1 共通業務プロセス

[1]在庫管理の知識


メーカから消費者に商品が渡されるまでの一連の流れを
サプライチェーンという。

 [サプライチェーン]
 部品を作る→商品を作る→商品を卸す→商品を小売にする。

サプライチェーンを最適化することを
サプライチェーンマネジメントという。

 SCM(サプライチェーンマネジメント)
 「売れるものを、売れる時に、売れるだけ供給する」
 多すぎれば余り、少なすぎれば機会損失となる。

 SCMの3つの要素
 ・生産
 ・販売
 ・在庫


在庫は、生産と販売のギャップを調節する緩衝(バッファ)の役割を果たす。
 ・急に販売量が増えたときは在庫で対応できる。
 ・販売量が落ちたときは在庫が過剰になることも。
  ↓
 在庫管理
 :情報システム、モバイルシステムを駆使して
  生産組織と販売組織間の情報の流れをコントロールし、
  在庫の最適化を目指すことと言える。


(1)在庫の必要性

顧客が欲するものが品切れの場合は、
販売者は儲けそこなってしまう→機会損失

在庫を持っていれば機会損失を防ぐことができる。


(2)在庫のデメリット

・在庫するには、購入代金,保管費用,生産費用がかかる→「カネ」の眠った状態
・消費者の嗜好の変化,見込み違い等で売れ残る可能性がある。
・賞味期限のある場合や、新商品開発サイクルの早い商品では、在庫している間に価値が下がる。

在庫をできるだけ少なくし、かつ機械損失を防げるように在庫管理を行う。


(3)在庫管理

(a)在庫の評価指標

在庫管理を行うためには、在庫を評価する指標が必要である。
7つの在庫評価指標

①商品別在庫数量
 :商品種類別の在庫の数量を表す。

②商品別在庫高
 :商品別の在庫金額を表す。

③全商品在庫数量
 :全ての商品トータルの在庫数量を表す。

④全商品在庫高
 :全ての商品トータルの在庫金額を表す。

⑤数量ベース在庫回転率
 :「年間(または月間)出荷量÷在庫数量」で求められ、
  その値が大きいほどよく売れていることを示す。

⑥金額ベース在庫回転率
 :「年間(または月間)出荷金額÷在庫金額」で求められ、
  その値が大きいほどよく売れていることを示す。

 ・商品別在庫回転率:商品の売れ行きを判断する。
 ・倉庫別在庫回転率:その倉庫の在庫が最適か判断する。

⑦在庫回転期間
 :在庫回転率の逆数であり、
  その値が小さいほど在庫期間が短いことを示す。
  在庫の滞留期間を示すので、回転率より直感的に理解しやすい。


(b)SCM各段階での在庫最適化を行うための指標

5つの指標

①リードタイム
 :作業を依頼してから完了するまでの期間

②生産リードタイム
 :生産を依頼してから完了するまでの期間

③発注リードタイム
 :商品を発注してから入荷するまでの期間

④物流リードタイム
 :輸送を開始してから到着するまでの期間

⑤調達リードタイム
 :②~④のリードタイムを合計した期間


(c)在庫パターン

2つの在庫パターン

①健在在庫
 :回転率が社内規定以上で正常に回っている在庫。

②不動(不良)在庫
 :回転率が社内規定を下回り、販売できる見込みの無い在庫。
  在庫には保管費用もかかるため、最悪の場合は破棄するなどして
  早く処分するべきである。

 不良在庫の原因(部品の場合)
 ・生産見込みの誤り
 ・生産設計の変更により使わなくなってしまった。


(4)生産方式と在庫

4つの生産方式と在庫の関係

①見込生産
 :自社仕様の商品を自社で需要予測を行い、
  あらかじめ生産しておいた在庫を、発注者へ納入する方式。
  →在庫が適正か否かは、需要予測の精度にかかってしまう。

②受注生産
 :自社仕様の商品、または消費者側の仕様の商品を、
  受注してから生産し納入する方式。
  →在庫は不要だが、リードタイムが伸びてしまう。

③BTO(Buid to Order)
 :受注生産の一種であり、
  受注してから最終商品を生産する方式。
  →消費者のニーズの多様化に応えられ、完成品在庫が不要である。

④CTO(Configuration to Order)
 :BTOの一種であり、
  製品メニューの中から顧客が仕様を決め、
  それに合わせて部品在庫から製品を組み立てて出荷する方式。
  →注文内容に応じて製品仕様を変更して生産でき、完成品在庫が不要である。


(5)在庫最適化の手法

5つの在庫最適化の手法

 (a)リードタイムの短縮
 (b)見込み生産時の需要予測精度の向上
 (c)受注生産対応
 (d)ダイレクト販売
 (e)ベンダ管理在庫方式



(a)リードタイムの短縮

リードタイムを短くするためには、
「売れ筋・死に筋商品の情報に対する感度」と
「情報をキャッチしたあとの業務処理スピード」を上げる必要がある。
 ↓
 小売店の情報をSCMの各段階で共有して、
  売れ行きの良い商品は、在庫を多めに準備する。
  売れ行きの止まっている商品は、在庫を絞っていく。


(b)見込み生産時の需要予測精度の向上

需要予測の2つの方法
移動平均法:過去の一定期間の需要の平均値に基づいて予測する。
指数平滑法:需要の変動を指数関数の近似式で表し、それに基づいて予測する。

(c)受注生産対応

(d)ダイレクト販売


ダイレクト販売
:商品メーカから消費者に直接販売を行うこと。
 卸業,小売業を介さないので、SCMトータルの在庫回転率が向上する。

大規模なダイレクト販売を行う場合は、
コンタクトセンターを設けて、消費者からの問合せに対応するのが一般的である。


(e)ベンダ管理在庫方式

ベンダ管理在庫方式(VMI:Vendor Managed Inventory)
:ベンダ(納入業者)が自社の在庫を発注者の倉庫に置いておき、
 発注者がその在庫を使用した時点で、正式な注文とする、
 共同在庫管理のこと。

【発注者側の利点】在庫が少なくて済む。
【ベンダ側の利点】自社の生産工程の都合に合わせて生産して補充しておけば良いので、生産効率が多高まる。



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【MCPC】関連記事へのリンク集



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MCPC関連記事へのリンク集

ここでは、MCPC1級テキストをまとめた記事をはじめ、
MCPC関連記事をリンク集としてまとめておきます。


MCPC受験体験記

 ◆ 資格の紹介
 ◆ 1級・2級 選択問題対策
 ◆ 1級 記述問題対策
 ◆ 1級 全体の感想


MCPCテキスト紹介

 ◆ 2級・1級「ネットワーク」編
 ◆ 1級「端末アプリケーション」「モバイルシステム」編
 

MCPC1級テキストまとめ

モバイルシステム技術テキスト エキスパート編―MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応モバイルシステム技術テキスト エキスパート編-MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応
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第Ⅰ部 ネットワーク
第2章 無線アクセスネットワーク


 2-1 無線アクセス・インタフェース
 2-2 伝送方式
 2-3 移動体通信用周波数帯域
 2-4 電波伝搬特性
 2-5 アンテナ技術
 2-6 無線アクセスネットワークの構成
 2-7 無線アクセス方式
 2-8 各種アクセスシステムとのシームレス接続
 2-9 ハンドオーバ技術
 2-10 送信電力制御技術


第3章 コアネットワーク技術

 3-1 コアネットワークの概要
 3-2 信号方式
 3-3 コアネットワークの構成要素
 3-4 コアネットワークの発展
 3-5 移動体網の番号計画
 3-6 コアネットワークサービス
 3-7 コアネットワーク構築・運用技術


第4章 IPネットワーク技術

 4-1 リモートアクセスの現実
 4-2 VoIP
 4-3 IPv6
 4-4 移動通信ネットワークの将来像


第Ⅱ部 端末・アプリケーション
第5章 モバイル端末関連技術


 5-1 モバイル端末の概要
 5-2 モバイル端末の種類と機能分類
 5-3 遠隔通信機能
 5-4 ヒューマン・インタフェース
 5-5 マシン・インタフェース
 5-6 端末のコア装置とその機能


第6章 モバイルインターネット技術

 6-1 モバイルインターネット接続
 6-2 記述言語
 6-3 モバイル・インターネット・プロトコルサービス


第7章 端末プラットフォーム・ソフトウェア技術

 7-1 プラットフォームの構成
 7-2 オペレーティングシステム
 7-3 ソフトウェアエンジン
 7-4 セキュリティ・インフラストラクチャ


第8章 モバイルコンテンツ・サービス技術

 8-1 モバイルコンテンツ・サービスの概要
 8-2 コンテンツ提供技術①
 8-2 コンテンツ提供技術②
 8-3 位置情報


第Ⅲ部 モバイルシステム
第9章 モバイルシステムの対象業務の基本的なビジネス知識


 9-1 共通業務プロセス①在庫管理
 9-1 共通業務プロセス②コスト削減
 9-1 共通業務プロセス③顧客対応
 9-1 共通業務プロセス④ノウハウ共有
 9-2 業種別モバイルシステム活用①製造業
 9-2 業種別モバイルシステム活用②卸売業
 9-2 業種別モバイルシステム活用③小売業
 9-2 業種別モバイルシステム活用④サービス業

第10章 モバイルシステムの構築

 10-1 モバイルシステム導入方針策定
 10-2 モバイルシステム資源調達フェーズ
 10-3 モバイルシステム開発構築フェーズ


第11章 モバイルシステムの運用と評価

 11-1 モバイルシステム運用フェーズの全体像
 11-2 モバイルシステム運用フェーズのアクティビティ
 11-3 システム資源の管理
 11-4 セキュリティ管理
 11-5 障害と問題の管理
 11-6 コストの管理
 11-7 システムの標準化


第12章 モバイルシステム構築関連の法制度

 12-1 本章に記載の各法律と読者の業務との関連
 12-2 電気通信法制の体形
 12-3 個人情報保護に関する法律
 12-4 著作権法
 12-5 特定商取引に関する法律
 12-6 電子消費者契約法
 12-7 電子署名及び認証業務に関する法律
 12-8 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律
 12-9 不正アクセス行為の禁止等に関する法律
 12-10 携帯電話不正利用防止法
 12-11 犯罪捜査のための通信傍受法に関する法律
 12-12 コンピュータ犯罪関連刑法

随時更新予定です☆

【一陸技】精選300題_問046-エミッタ接地のhパラメータ

エミッタ接地トランジスタ回路のhパラメータによる等価回路

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  会社の同僚たちと一陸技の勉強会をしています。
  勉強会では「合格精選300題 一陸技問題集」を使っています。
  本ブログでは勉強会で解いた問題の解説を掲載していきます。

合格精選300題 第一級陸上無線技術士試験問題集合格精選300題 第一級陸上無線技術士試験問題集
(1998/10)
吉川 忠久

Amazonで詳細を見る

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

問046
下図に示すエミッタ接地トランジスタ増幅回路において、電圧増幅度Avを求めよ。ただし、トランジスタのhパラメータは、hie(出力短絡入力インピーダンス),hfe(出力短絡電流増幅率)を既知とし、他のパラメータは無視できるものとする。

 問046


本問題では、問題の回路図をhパラメータを用いた等価回路を求めないといけません。

問題の回路の等価回路を求める前に、
まずはエミッタ接地トランジスタ回路の等価回路を求めてみます。
エミッタ接地トランジスタを2端子対回路とすると下図のようになります。

 046エミッタ接地トランジスタ


hパラメータを用いた式は問045で求めました。
エミッタ接地トランジスタにおけるhパラメータは、
各hパラメータにエミッタ接地を示す「e」を添えます。

エミッタ接地トランジスタのhパラメータの式は次のようになります。

 VBChie iBhre VCE
  iChfe iBhoe VCE


この2つの式を図的に表現することで、
エミッタ接地トランジスタ回路の等価回路を求めることができます。


それでは、まず、
1つめのVBCの式を図的に表現してみます。

VBCは電圧hie ibと電圧hre VCEの和となっているので、
電圧源を用いて下図の左側のように描くことができます。

 hパラ第1式の図的表現

ここで、電圧hei iBは、
入力インピーダンスであるhieと、
ベース電流であるiBの積であるので、
heiとiBに分けて上の左側の図は右側のように描き換えられます。
これは、エミッタ接地トランジスタ回路を入力側から見た等価回路に相当します。


次に、
2つめのiCの式を図的に表現してみます。

iCは電流hfe iBと電流hoe VCEの和となっているので、
電流源を用いて下図の左側のように描くことができます。

hパラ第2式の図的表現

ここで、電流hoe VCEは、
出力アドミッタンスであるhoeと、
エミッタ-コレクタ間電圧であるVCEの積であるので、
hoeとVCEに分けて上の左側の図は右側のように描き換えられます。
これは、エミッタ接地トランジスタ回路を出力側から見た等価回路に相当します。


以上、2つの等価回路を組み合わせると、
下図のようにエミッタ接地トランジスタ回路のhパラメータによる等価回路とすることができます。

 エミッタ接地Trの等価回路


ここで、一般的に、
hreはとても小さな値に、hoeはとても大きな値となるため、
エミッタ接地トランジスタ回路の等価回路は下図のようにも表現できます。
(題意の「hreとhoeは無視する」に相当しています)

  エミッタ接地Trの等価回路2


以上より、問題の回路図は下図のような等価回路に描き換えることがきでます。
小信号高周波回路においてはコンデンサと直流電圧源は短絡して無視できます。

 問046等価回路


ここで注意したいのが、電流icの流れる位置です。
icは出力電流なので、出力抵抗RLを流れる電流となります。
RCとRLを流れる電流の和をicとしてしまうと間違いなので注意です。

以降は、問題集の解説の通りなので、
問題集の解答をご参照ください。


参考文献

アナログ電子回路―集積回路化時代のアナログ電子回路―集積回路化時代の
(1988/04)
藤井 信生

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【NE】2009年05月04日号「非接触充電」

GWで時間にも余裕があると言うことで、本日は、
しばらくサボっていた「日経エレクトロニクス」のレビューをします^^;


       ne0504.jpg

  [日経エレクトロニクス]2009年5月4日号 


今回紹介するテーマは「非接触充電と急速充電」です。
携帯電話と関係する部分も多く、なかなか興味深い記事となっていました。

記事のタイトルは、、、

 [特集]
 ちょこっと充電
 -急速×非接触の世界へ-



それでは、まず本記事の概要から紹介します。


概要

キーワードは、
「急速充電」「非接触充電」である。

「急速充電」が可能な電池の登場により、これまで高容量化を目指していた電池の開発の考え方が変わりつつある。短いサイクルで急速充電するような電池の使い方をすれば、電池の容量をある程度抑えられ、電池を長寿命化できる。さらに「非接触充電」を組合わせることで、短いサイクルでの充電をより行いやすくすることが可能となる。

本記事は以下のような3部から構成されています。

 第1部 総論
 急速と非接触で充電の概念が変わる

 第2部 電気自動車への展開
 将来は壁や床からも充電
 電池の長寿命化で2次利用

 第3部 携帯電話への展開
 ケータイへの搭載目指しデバイス開発競争が過熱


今回のブログでは、主に第1部と第3部のみをまとめていきす。


第1部 総論
急速と非接触で充電の概念が変わる


充電の概念が大きく変わろうとしている。
キーワードは、「急速充電」「非接触充電」である。

従来の2次電池は、機器の1充電当たりの駆動時間を伸ばすために、高容量化を目指した開発が進められてきた。高容量化と引き換えにされたのが、充電時間の長時間化と電池の短寿命化である。

「急速充電」が可能な電池の登場により、電池の高容量化を目指した開発が変わってきている。すなわち、電池の容量は必要最低限に抑えて、充電は急速に行うことで、短いサイクルで充電をしていけば良いという考えが可能となった。こうすると、電池の寿命も長くすることができ、製品の寿命まで電池交換が不要になる。

さらに、「非接触充電」と組合わせると、充電していることをユーザに感じさせない機器が可能となる。こうした機器の登場は、非接触充電を可能とする充電インフラの整備を促し、短いサイクルでの充電をより行いやすくすることができであろう。


共鳴方式の非接触充電に期待

現在、実用化されている非接触充電システムは、コイルからコイルへ電力を給電する「電磁誘導方式」が主流である。同方式は、位置ずれによる効率低下や、異物進入時の過熱,電磁波や高周波への対策が必要となる。

最近では、電界や磁界を用いた「共鳴方式」の非接触充電システムに対する開発機運が高まっている。「共鳴方式」では「電磁誘導方式」での課題を簡単にクリアできる。さらに、「電磁誘導方式」と違い、フェライトやリッツ線コイルを用いないため、機器の重さやコストを低減できる。

「共鳴方式」は、「磁界結合」を使ったものと「電界結合」を使ったものに分けられる。

「磁界結合」の共鳴を使った技術は、伝送効率は40%大と低いものの、走行中の電気自動車にも充電可能であるという。

「電界結合」の共鳴を使った技術は、送電側と受電側を密着させる必要があるものの、水平方向の位置ずれに対応でき、異物進入時の過熱や電磁波,高周波の問題が生じない。


第3部 携帯電話への展開
ケータイへの搭載目指しデバイス開発競争が過熱


携帯電話機器では、「非接触充電技術」が先行し、のちに「急速充電技術」が取り入れられそうである。


[非接触充電]ケータイ搭載まっしぐら

携帯電話機における非接触充電機能は、3つの世代を経ながら進化しそうだ。

 第1世代(2009年~2010年頃)
 特定の端末と特定の充電代を組合わせた、1対1の構成。
 特定のID番号を充電台と端末間でやりとりしたり、
 磁気センサを使ってIDを識別する。
  ↓
 第2世代
 1台の充電台で複数の端末を充電する。
  ↓
 第3世代
 携帯電話やデジカメなど、複数の異なる機器を同時に充電できる。


近接電磁誘導型が中心に

現在、出荷されている非接触充電モジュールは、電磁誘導方式を用いており、一般的な携帯電話機を1時間30分で満充電できる。また、充電時に誤って金属に給電しないように検知機能や温度検知機能,ID認識機能を備える。電磁誘導コイル間での給電効率は90%以上であるが、安全回路や認証回路が介在することで、実効的な給電効率は70%程度になる。

コイルの位置がずれても、電磁誘導で用いる交流の周波数を適応的に変更することで高い効率で給電可能な電磁誘導方式も開発されている。

電磁誘導方式の非接触充電機能を携帯電話機に組込む場合の課題は、
「コスト低減化」と「薄型化」である。

「薄型化」に関しては、コイルの巻き方に工夫したり、基板上にプリントしたコイルを印刷するなどの対策が検討されている。


磁界共鳴型

電磁誘導コイルの薄型化や低コスト化が進む中、全く別の手法を導入しようという動きもある。給電を、磁界共鳴で行うというものだ。

磁界共鳴型では、充電台と端末の両側にアンテナを設け、これを使って電力を供給する。非接触ICカード技術である「NFC(FeliCaの仲間みたいなもの)」と同じ周波数を使う。充電台と機器の間でデータ通信を行い、最適な充電電圧や電流値に関する情報をやり取りする。アンテナに関しても「NFC」などの非接触ICカードのアンテナと共用できる。

また、磁界共鳴型では、充電時の自由度が高く、位置あわせを気にせずに台の上にごろっと放り投げておけば充電できる。

一方、近接電磁誘導型では、安全規格などが整備されているが、磁界共鳴型はまだこれからである。


[急速充電]ケータイやノートPCへ

一般にLiイオン2次電池は充放電時に体積が膨張しやすいが、体積膨張を許容するような構造にすることで、急速充電可能な電池の開発が検討されている。


感想

この記事を読むまで、私は「非接触充電」の効果を侮っていました。携帯電話を充電するには、携帯電話を充電台(クレードル)に設置するか、充電コネクタを携帯電話に接続しなければいけませんが、それが、非接触充電用の台にポンと投げておくだけで充電できるようになる、とくらいにしか考えていなかったのです。公共のインフラを使って、いつでもどこでもちょこっと充電するという考えには全く至ってきませんでした。

非接触充電が公共のインフラで使えるようになれば、電気自動車は走りながらガードレールから充電できるようになるし、携帯電話はエスカレータの手すりから充電できるようになる可能性もあるようです。そうすることができれば、電気自動車の電池も高容量化させる必要もなく、電気自動車の価格も下げられ、電気自動車の普及に貢献できると思います。また、非接触充電のインフラを整備しないといけないので、公共事業による経済効果への貢献も期待できそうですね。すばらしいです。

公共のインフラを使って携帯電話を充電できれば便利だと思いましたが、その場合、その充電に使われた電気代は誰がどう支払うのかという疑問が生まれました。携帯電話の場合は、公共インフラから充電した分、電話料金に加算して徴収するといったビジネスモデルが構築しやすそうですが、電気自動車の場合は、全く新しい電気代の徴収方法を考えないといけない気がします。


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【一陸技】2009年7月期試験 申込み開始

第一級陸上無線技術士の2009年7月試験の申込期間が
5月1日より開始されております!

最近は日本無線協会のサイトから
簡単に申込みが出来るみたいですね^^

 [財団法人 日本無線協会]
 http://www.nichimu.or.jp/

私が一陸技を受けたころは、
わざわざ受験申込書を取寄せて、それを郵送して申し込んでました。
めんどくさかったですね^^;

ちなみに、
申込締切は5月20日(水)です!
受験予定の方は忘れないように申し込んでください☆


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