2009年03月

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【MCPC1級】6-3モバイル・インターネット・プロトコルサービス

今日もMCPC1級テキストをまとめていきます。


モバイルシステム技術テキスト エキスパート編―MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応モバイルシステム技術テキスト エキスパート編-MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応
(2008/08)
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今回で第6章は終了です。

6-3節は、
前半はモバイルサービスがテーマなので
サービスを使う私たちユーザにとっては取っ付きやすいですね。

しかし、後半のSIPサービスやOMAは項目も多く少し難儀です。

けれども、SIPサービスやOMAは過去にも試験に出題されているので、
しっかりおぼえましょう☆


第Ⅱ部 端末・アプリケーション
第6章 モバイルインターネット
6-3 モバイル・インターネット・プロトコルサービス


[1]Webを利用したサービス

携帯電話を用いたWebサービスでは、
個人を特定する仕組みがあり、
かつ、肌身離さず持ち歩く情報画面として利用できるため、
提供する情報を利用者に最適化することができる。


(1)ブラウザの種類

 ・レガシーブラウザ:事業者ごとに独自の仕様があり、互換性はない。
 ・フルブラウザ:PCから閲覧するのと同様に閲覧できる。事業者間で差分はない。



(2)UAとフルブラウザ

携帯電話Webサービスでは、
サーバ側に届いたUA(User Agent)の情報を参照して、
接続してきた端末の属する通信事業者,ブラウザの種類,端末の種類などを判別し、
その端末で表示可能なWebページを生成して端末へ返す。

(3)掲示板システム

(4)災害用伝言板

(5)モバイルオークション


【モバイルでオークションする利点】
・携帯電話を購入する際に本人確認が行われるので、
 PCより身元確認がしやすい。
・決済の仕組みとして、
 通信事業者が提供する料金回収代行を用いることができる。
・メールやアプリケーションを用いて、
 よりリアルタイムな情報を提供できる。


(6)BLOG(ブログ)

(7)SNS



[2]Eメールを利用したサービス

(1)絵文字変換

(2)装飾メール


HTML形式にすることにより、装飾メールを作成することも可能である。
装飾メールは対応したメーラー間でしかやり取りできないが、
非対応のメーラーに送信した場合でも最低限の表示ができる必要がある。

NTTドコモの装飾メール「デコメール」では、

 HTMLメッセージ(HTMLパート)と
 テキストメッセージ(TEXTパート)と
 添付ファイル


から構成されるMIMEマルチパート・メールとなっている。


(3)Webメール

WebメールはWebブラウザ上で利用できるEメールサービスである。
Webメールは全てのEメールがサーバ側で管理される。

【利点】
インターネットに接続可能なPCや携帯電話から共通のEメールを閲覧できる。
利用する端末を変えた場合でも、Webメールで送受信したEメールを確認できる。


【欠点】
圏外時には利用できない。
PULL型でEメールの確認をしないといけない。



(4)迷惑メール対策

(a)ドメイン・アドレス指定

(b)なりすまし規制

差出人を詐称したEメールは配信されない。

(c)URLリンク付きメール拒否

(d)未承認広告メール拒否

受信者の事前同意がない広告メールの送信は禁止されている。

(e)送信ドメイン認証
送信元のIPアドレスが送信元メールアドレスのドメインに対する
IPアドレスとしてネットワーク上に登録されているもの(SPFレコード)
合致しなければ受信を拒否する。


[3]SIPを用いたサービス

(1)SIP

SIPとは、インターネットでのマルチメディア・リアルタイム通信での
セッションを制御するための通信プロトコルである。

次のようなサービスの通信プロトコルとして使われる。

 ・IP電話
 ・インスタントメッセージ
 ・プレゼンス
 ・PoC



(2)IP電話でのSIP

IP電話においてSIPは、
通話開始・終了・転送等に利用され、
通話端末間での音声パケットの送受信を制御する。

①通信開始時には、
 通話開始コマンドである「INVITEリクエスト」
 それに対するレスポンスである「200 OK」
 SIPサーバを介して端末間で送りあう。
  
  INVITEリクエストには、SDPが含まれる。

  SDP(Session Description Protocol)
  :通信で使用するIPアドレス・ポート番号,音声方式等が記載されている
  

 ↓

②通話端末では、
 SDPに記載されたIPアドレス・ポート番号あてに、
 SDPに記載された音声符号化方式に従い、
 生成した音声パケットをRTPにより相互送信する。

  RTP(Real-Time Transport Protocol
  :音声パケット等のマルチメディアデータをリアルタイムに送受信する


 RTPでの通信が行われている間は、
 RTCPにより通信品質に関する情報として、
  ロストした音声パケットの累積数,
  パケット到着間隔のゆらぎ,
  同期のための時刻情報などを
 一定間隔で通信端末やSIPサーバへ通知される。

  RTCP(RTP Control Protocol)
  :RTPでの通信品質や同期のための時刻など、RTPを補完する情報を伝達する


 ↓

③通話終了時には、
 通話端末間で終話コマンドである「BYEリクエスト」
 それに対するレスポンスである「200 OK」を送受信して
 音声パケットの送信を停止して、通話を終了する。


(3)プレゼンス・インスタントメッセージ

プレゼンス・インスタントメッセージとは、
ユーザ同士のコミュニケーションツールとして、
リアルタイムでのメッセージと、
相手ユーザの状態(オンライン/オフライン,在席/離籍)の交換を行うツール。

プレゼント・インスタントメッセージ用に
SIMPLE(SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)ワーキンググループにより、
SIPの拡張が行われており、次の4つのコマンドを追加している。

 ・SUBSCRIBE:指定したユーザのプレゼンス情報の配信を要求する
 ・PUBLISH:プレゼンス情報を変更・更新する
 ・NOTIFY:更新されたプレゼンス情報を参照者へ返信する
 ・MESSAGE:宛先ユーザへインスタントメッセージを送信する



(4)PoC(Push to talk over Cellular)

PoCとは、トランシーバのような音声通話を
携帯電話で実現したサービスである。

SIPを用いてグループの作成,グループのメンバ登録の制御を行い、
通話者の取得・解放はRTCPを利用した通信プロトコルであるTBCP(Talk Burst Control Protocol)で行う。
音声データの送信はRTPを用いる。


[4]プラットフォーム上で展開するサービス

(1)プラットフォームの意義

アプリケーションのプラットフォームとは、上位のアプリケーションが動作するための
汎用的な実行環境(ハードウェア,ソフトウェア)のことを指す。
複数の携帯電話でプラットフォームを共通することで、
アプリケーションの実装作業負荷を減らし、かつソフトウェア品質の向上に役立つ。

(2)事業者戦略としてのプラットフォーム

(3)携帯電話プラットフォーム上での開発


携帯電話プラットフォームでは携帯電話機ならでは動作特徴を実装できるようになっている。

[携帯電話機の動作特徴]
 ・通信切断
 ・電池切れや瞬断
 ・スリープ状態
 ・画面消灯状態
 ・アプリケーションの連係動作
 ・通信を含む割り込みの処理



[5]OMAで策定されるモバイルサービス

OMA(open mobile Alliance)では、通信プロトコルからアプリケーションまで、
携帯電話のインターネットサービスの標準化を行っている。

 ・ARC(Architecture):OMA全体のアーキテクチャの定義を行う。
 ・BCAST(Broadcasting):デジタル放送のコンテンツに関する仕様を策定する。
 ・BT(Browser Technologies):ブラウザに関する仕様を策定する。
 ・CD(Content Delivery):コンテンツの配信に関する仕様を策定する。
 ・DM(Device Management):端末機の初期設定,端末内の情報更新,アプリケーションの設定等をネットワーク経由で行うための仕様を策定する。
 ・DRM(Digital Rights Management):コンテンツ配信のサービスに必要な著作権管理の仕様を策定する。
 ・DS(Data Syncoronisation):端末機器とサーバ間などデータの同期を取るための技術仕様を策定する。
 ・GS(Game Service):モバイルゲームのインタフェースを定義する。
 ・IOP(Interoperability):OMAで策定した仕様の互換性を確保するための試験仕様を策定する。
 ・LOC(Location):位置情報サービスに関する仕様を策定する。
 ・MCC(Mobile Commerce and Charging):携帯電話で行う電子商取引サービスの仕様を策定する。
  ・MWG(Message):携帯電話によるメッセージの送受信の仕様を策定する。
  ・MWG IN(Instant Massaging):インスタントメッセージサービスの仕様を策定する。
 ・MWG MEM(Mobile Email):携帯でのインターネットメールの使用を策定する。
 ・PAG(Presence and Availability):通信相手の状態、位置情報及び可用性を知るための使用を策定する。
 ・POC(Push to Talk over Cellular):PoCの仕様を策定する。
 ・REQ(Requirements):OMA仕様策定のためのユースケースの定義を策定する。
 ・SEC(Security):モバイル環境でのセキュリティ仕様を策定する。


コメント

それぞれのSIPサービスで用いられている
プロトコルをしっかりおぼえておきましょう。
過去にはPoCで使われるプロトコルについて
問われる問題が出題されました。

また、最後にOMAのワーキンググループを列挙しました。
こちらからも過去の試験では出題されたことがあります。
たくさんあっておぼえるのは大変ですが、
1つ1つは難しくないので、自分なりにおぼえてみましょう☆


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【MCPC1級】6-2記述言語

今日もMCPC1級テキストをまとめていきます☆


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第6章は1節1節がヘビーです。
6-2節も重たいですねぇ^^;

ちょっと長いですががんばっていきましょー!


第Ⅱ部 端末・アプリケーション
第6章 モバイルインターネット技術
6-2 記述言語


[1]コンテンツを記述する記述言語


ブラウザ上で表示する文字列や装飾要素は
記述言語(Mark Up Language)で記述される。

記述言語を曖昧さがないように正しく定義し、
そして、正しく記述した記述言語で配信する技術を
XML(eXtensible Markup Lunguage)という。

Webサーバ側では、
接続してきた携帯端末上で正しく表示できるように、
携帯端末機のUA(User Agent)に応じて、
記述言語やcontent-typeを変えて返送する機能が必要である。


[2]XML

(1)役割

記述言語には大きく2つの役割がある。

 ①構造化文書を構築する→XHTML
 ②画面上の描画やスタイルを再定義する→CSS(Cascading Style Sheets)


記述言語の構造化文書を定義するには、XMLという統一した形式で記述される。

 XMLは記述言語を生成するための、
 共通フォーマットであり、ルールであり、
 そして記述言語でもある。


XMLはタグの定義は行うことができるためメタ記述言語とも呼ばれる。

【XMLで記述する利点】
 ・XML用のツールがどの記述言語にも利用できる。
 ・記述言語を定義する際、曖昧さを除外できる。
 ・既存の構造化文書を拡張する際、差分の定義だけで済む。



(2)スキーマ

スキーマ(schema)
:XML文書で交換するデータの構造。
 
スキーマを定義することで、曖昧さをなくした正しいデータを交換できる。
具体的には、

 「どのような順番で」
 「何回出現するか」
 「またそれらのタグがどのような属性を持つか」


を定義する。

これらのスキーマを記述するものを
文書型定義(DTD:Document Type Definition)という。

 XMLでは、DTDで、記述言語の書き方・意味を定義し、
 この規則に従って記述した文書が、構造化文書の実体となる。

XMLドキュメントは、3つの領域から構成される

 「XML宣言」
 「DTD」
 「XMLインスタンス」


DTDを利用したXML文書の運用には大きく2つの方法がある。

・検証済みXML文書(Valid XML Document)
XMLドキュメントを読み込んだ際、DTDとの厳密なチェックを行う方法。
3つの構成要素全てが含まれている必要がある。

・ウェルフォームドXML文書(well-formed XML Document)
DTDとのチェックを行わない方法。
XML宣言やDTDは必要としないが、あらかじめDTD相当(タグの意味づけ)を取り決めておく必要がある。
携帯電話を含めWebの場合はDTDのあるウェルフォームドXMLが多用される。


[3]XHTML-MP

(1)XHTMLのモジュール(W3C)

XHTMLとはHTMLの新しいバージョンとしてW3Cで策定された記述言語

 XHTML1.0:XMLに対応
 XHTML1.1:モジュール化


1つ1つのモジュールはDTDで定義され、
XHTMLの全体のDTDとしては、
これらのモジュールが列挙されている「ドライバ」という形で定義される。

このようなモジュール構成を摂ったことにより、

 ・XHTMLを利用する際に、機能の取捨選択を行い、
  新しい用途に即した新しいXHTMLを開発し定義することが容易となった。

 ・XHTML1.1では既存のモジュールを用いて、
  新しく必要なモジュールを開発し、
  既存のモジュールと組み合わせて利用することも可能である。


このようにして作成された新しいXHTMLをXHTMLファミリーと呼ぶ。

XHTMLとして機能するための最低限必要なモジュールを必須コアモジュールという。

[必須コアモジュール]
・Structure Module
・Text Module
・Hypertext Module
・List Module



(2)XHTML Basicの提案(W3C)

XHTML BasicとはW3Cで策定された記述言語であり、
XHTMLモジュール群の中で、携帯端末のような移動機に
最低限必要なモジュール群をまとめたものである。
ただし、FormとTableモジュールについては、XHTML Basic用に、
Basic Forms Module,Basic Table Moduleと変形した形で、ドライバが構成される。


(3)XHTML-MPの策定(WAP 2.0)

XHTML-MP(XHTML Mobile Profile)とは、XHTML Basicを基に、
携帯端末で必要なタブを含めた、OMA WAP2.0の規格である。

Text InputがOMA独自モジュールとして作られていたり、
XHTMLの多くのモジュールが採用されている。


[4]記述言語の混在

1つのドキュメントを記述するとき、複数の言語を利用したいケースが発生する。
ケータイで旧来の使われていたWMLXHTML Basicの記述と混在して書くことも許されている。

このとき問題になるのがタグの衝突である。
1つのドキュメントの中で複数の記述言語を利用する場合には名前空間(Name Space)というものを利用する。
タグが属する記述言語の空間を定義するため、タグの先頭に名前空間を明記する。


[5]スタイルの記述

スタイルの記述を行うにはCSS(Cascading Style Sheet)が用いられる。
CSS Level1(CSS1)とCSS Level2(CSS2)がある。
携帯電話向けのCSSとしては、CSS-MP(CSS Mobile Profile)がW3Cで規定されている。
また、これをもとにOMA WAPではWAP CSSが策定されている。
 

[スタイルシートの3つの記述形態]

 ・外部スタイルシート
  :CSS記述を外部ファイルにしておき、
   ドキュメント内部からリンクで指定する方式

 ・内部スタイルシート
  :ドキュメント内部にCSS記述をすべて書く方式。
   ネットワークのセッションが少なく接続できるため、
   XHTML-MPで採用されている。

 ・インライン・スタイル
  :タグ個別にCSSの定義を行う方式。

XHTML Basicでは、外部スタイルシートにのみ対応。
XHTML-MPでは、内部スタイルシートとインライン・スタイルに対応


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【MCPC1級】6-1モバイルインターネット技術

本日はMCPC1級テキストをまとめていきます。


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今回から第6章に突入します。

第6章はのっけから難しいです^^;
はりきっていきましょー!


第Ⅱ部 端末・アプリケーション
第6章 モバイルインターネット技術
6-1 モバイルインターネット技術


[1]移動機の接続動作

①通信方式を選択して通信を開始する。大別して2つ。
 ・パケット通信方式
 ・回線交換方式(Circuit Switch)

 ↓
PPPにより移動機は認証を受けRANからIPアドレスを受け取る。
 ↓
③データ通信回線上に上乗せして、TCP/IP通信が開始され、
 固定電話網と同じ手順で通信できる。

ただし、TCP/IP以下の層では、次のようなワイヤレス環境ならではの
特別な仕組みが取られている。

 ・Wireless Profiled TCP(WP-TCP)
 ・ドーマント機能
 ・インアクティブタイマー
 ・ハード・ハンドオーバ
 ・データ通信・音声着信優先



Wireless Profiled TCP(WP-TCP)

ワイヤレス環境でスループットが出やすいように再定義されたTCP。


ドーマント機能

データ通信中に、無通信が一定時間以上続いた時に、
電池を消耗するMSからの電波送信を停止し、
仮想的にPPPセッションだけを保持する仕組み。

 [ドーマント機能の利点]
  ・HTTP通信を一度行うたびに、
   セッションの切断,送信モジュールの電源OFF,
   再接続時の認証とIPアドレス割当を行わなくて済む。
  ・HTTP通信を行うアプリケーションが起動している間、
   継続的に電波を送信することを避け、
   電池の早期消耗を防げる。


 [ドーマント中の処理]
  ・ドーマント状態から再接続する場合、
   はじめからデータ通信を開始する場合と比べ短時間で済むので、
   ユーザはドーマント状態を意識することはない。
  ・ドーマント状態中にRAN側から移動機に対してパケットを送信するケースでは、
   移動機に対して「パケット着信」と呼ばれる再接続要求をする。

UMTSでもプリザベーション機能という類似の機能あり。


インアクティブタイマー

ネットワーク側が、一定時間以上使われていないリソースを開放するタイマー機能のこと。

 [インアクティブタイマーの目的]
 移動機が圏外になった場合や、電池が取り外された場合には、
 ネットワーク側に移動機に割り当てられていたリソースが取り残されてしまうが、
 この使用されていないリソースを他の移動機に開放することが目的。



ハード・ハンドオーバ

IPアドレスを割り当てる装置が異なるエリア間を移動機が移動した際に、
一度RAN側から切断され、再度新しいエリアの装置がIPアドレスを割り当てる仕組み。
ハード・ハンドオーバが発生してもデータ通信自体は継続される。


データ通信・音声着信優先

データ通信優先か音声通信優先か設定できる。


[2]移動機内部からの接続(3GPPの場合)

(1)PDPコンテキストを用いたデータ通信

UMTSは3GPPで標準化されている。

 UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)
 :ヨーロッパの第3世代(3G)移動体通信システム。

UMTSでは、UE(User Equipment:移動機)から外部ネットワークとパケットデータ通信する際、
必ずPDP(Packet Data Protocol)コンテキストを用いる。

PDPコンテキストは、IPベースのパケット通信を行うためのセッションを確立を行う。
その実体は、UMTS内で、各装置にリソース確保の要求を出し、
論理的な通信路を確保するために必要な情報のセットである。

 [PDPコンテキストを用いる利点]
 移動機に割り当てられたIPアドレスは、移動体通信網の外側(インターネット)から見ると、
 PDPコンテキストのセッションが設定されたホーム網の
 GGSN(関門交換機みたいなもの)を宛先として指し示していることになり、
 移動機が移動した場合でも、移動機-GGSN間のPDPコンテキストを変更するだけで良い。

 

(2)PDPコンテキストに含まれる情報

 ・APN(Access Point Name):接続先のIPネットワークを指定するもの
 ・PDPアドレス:UEの識別アドレス
 ・PDPのタイプ
 ・課金情報
 ・UEの識別子
 ・QoSパラメータ
 など



(3)IPネットワークとの相互接続

IPベースのネットワークへ接続する際は、PDPタイプに応じて次の2つ方法で接続される。
 ①PPPのPDPタイプを用いる方法
 ②IPのPDPタイプを用いる方法

①PPPのPDPタイプを用いる方法
GGSNと移動機の間ではPPPを用いてIP通信を行う。
移動機には、GGSNの先の外部ネットワークからIPアドレスを割り当てられる。

②IPのPDPタイプを用いる方法
さらに3つの接続方式に分けられる。

 ・トランスペアレント・アクセス
 ・非とレンスペアレント・アクセス
 ・モバイルIPv4によるアクセス



(4)トランスペアレント・アクセス

UEに通信事業者網のIPアドレスを割当て、透過的にアクセスできる方式。
ユーザ認証は無線プロトコルレベルの認証のみとなり、それより後方では行われない。


(5)非トランスペアレント・アクセス

接続先からIPアドレスが割当てられる方式。
GGSNは接続先ネットワーク内にあるRADIUSサーバとの
ネゴシエーションの中でユーザ認証を行い、
アクセス管理がなされた上でIPベースの接続が可能となる。


(6)モバイルIPv4によるアクセス

HA(Home Agent)とFA(Foreign Agent)を用いて、ホームIPアドレス宛へパケットを転送する方式。
3GPP2の「モバイルIPモード」と同等の方式。


[3]移動機内部からの接続(3GPP2の場合)

(1)シンプルIPモードとモバイルIPモード

CDMA2000システムにおいてMSがネットワークにアクセスする方法として下記の2方式がある。
 ・シンプルIPモード
 ・モバイルIPモード



(2)シンプルIPモード

MSがネットワークに位置登録しPPPセッションを開始するたびに、その在圏するネットワークにあるPDSNから動的にIPアドレスが割当てられる。

 PDSN(Packet Data Serving Node)
 :RANとIPネットワークの間に位置し、両ネットワーク間でIPパケットの中継を行うノード


(3)モバイルIPモード

動的あるいは固定的に割当てられるホームアドレスを用いてIPパケットが転送される。


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【一陸技】精選300題_問036-発光ダイオード

LED(発光ダイオード)

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  会社の同僚たちと一陸技の勉強会をしています。
  勉強会では「合格精選300題 一陸技問題集」を使っています。
  本ブログでは勉強会で解いた問題の解説を掲載していきます。

合格精選300題 第一級陸上無線技術士試験問題集合格精選300題 第一級陸上無線技術士試験問題集
(1998/10)
吉川 忠久

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問036
次の空欄にあてはまる語句を答えよ。

pn接合ダイオードに[ア]バイアス電圧を加えると、空乏層の幅は[イ]なるので、n形領域の電子はp形領域の正孔はn形領域に注入され、それぞれ[ウ]キャリアとなる。これらのキャリアは拡散する間に[エ]キャリアと再結合するとき、エネルギーを[オ]として放出する。これがLEDの原理である。


LEDの原理に関する問題です。
とは言っても、本問題はLEDを理解していなくても解けます^^;

しかしまぁ、いちおうLEDについてちゃんと解説しておきます。


解説

LEDとは、半導体に注入された少数キャリアが多数キャリアと再結合するとき、
光を放出する光電効果(問031)を利用したpn接合ダイオードのことをいいます。

光電効果の1種である電界発光の原理を理解すれば、
LEDの根本原理が理解できます。
そして、電界発光の原理を理解するためには、
半導体中のエネルギー構造を理解すれば、わかりやすいと思います。


半導体のエネルギーバンド図

半導体中のエネルギー構造は下図のように、
伝導帯価電子帯禁制帯の3つのエネルギー帯で構成されます。


  バンド図


伝導帯とは電子が自由に動けるエネルギー帯であり、
価電子帯と比べてエネルギー準位が高くなります。
価電子帯とは電子が固定されて自由に動けないエネルギー帯であり、
伝導帯と比べてエネルギー準位が低くなります。

伝導帯と荷電子帯の間には禁制帯というエネルギー帯が存在し、
禁制帯では電子も正孔も存在しません。


電界発光

さて、ここから電界発光の話に移ります。

伝導帯の電子が価電子帯の正孔と再結合する場合、
価電子帯に移動しなければいけません。

エネルギーの高い伝導帯の電子が
エネルギーの低い価電子帯に移るためには、
持っているエネルギーを放出して、
エネルギーを低くしてやらなければなりません。

つまり、
電子が伝導帯から価電子帯に移る際に、
(電子と正孔が再結合する際に、)
電子の持っている余剰なエネルギーが
として放出されるのです。


  電界発光


この電子と正孔の再結合による光の放出は、
外部からの電界を契機として行われるため、
電界発光と呼ばれます。


LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)

この電界発光を利用しものがLEDであり、
LEDとは再結合の際に可視光を発光するpn接合ダイオードのことをいいます。

順方向に電圧をかけることによって、
N型半導体中の電子がP型半導体に注入され正孔と再結合し、
また、P型半導体中の正孔がN型半導体に注入され電子と再結合することによって、
発光するというわけです。

逆電圧を加えても活発な再結合は行われないため、
発光できません。


  LED.gif


最後にLEDが発光する色について解説しておきます。

LEDが発光する色は、
半導体の禁制帯の幅によって決まってきます。

禁制帯の広い半導体ほど、
伝導帯の電子が価電子帯に移るときに、
多くのエネルギーを光として放出します。

放出するエネルギーの強度によって色が決まるというわけです。

ここで、光エネルギーEは振動数νに比例するので、
比例定数をhとすると次式で表せます。

 E = hν (h:プランク定数)

光速をcとすると、c=νλより、

 E = hc/λ

となります。

つまり、
禁制帯が広いLEDほど、電子は再結合のために
たくさんのエネルギーを放出しなければならないので、
上式より、波長が短い(λが小さい)光が出ます。
波長が短いほど、青色(紫色)に近い光がます。

一方、
禁制帯の狭いLEDほど、電子は再結合のために
少しのエネルギー放出をすればいいので、
波長が長い(λが大きい)光が出ます。
波長が長いほど、赤色に近い光が出ます。

青色の場合と赤色の場合の中間の波長ならば、
緑色の光が出ます。

禁制帯が狭ますぎて、波長が可視光の波長に満たない場合、
目には見えない不可視光を放出することになります。


参考文献

半導体素子半導体素子 - 標準電気工学講座 (20)
(1980/12)
石田 哲朗清水 東

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【一陸技】精選300題_問035-特殊半導体

特殊半導体

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  会社の同僚たちと一陸技の勉強会をしています。
  勉強会では「合格精選300題 一陸技問題集」を使っています。
  本ブログでは勉強会で解いた問題の解説を掲載していきます。

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今回は特殊半導体に関する問題です。
半導体素子にはたくさんの種類があるので覚えるのが大変ですが、
1つ1つ丁寧に理解していけばなんとかなります。

使用用途と動作原理、あとは使用時のバイアスの方向などが、
覚えるときのポイントとなります。
原理を理解していれば、バイアスの方向も理解できます。


問35
次の特殊半導体に関する記述として、誤っているものを選べ。
1.バリスタは、印加する電圧の変化に対して電気抵抗が変化する素子である。
2.バラクタダイオードは、印加する電圧の変化に対して静電容量が変化する素子である。
3.サーミスタは温度の変化に対して電気抵抗が大きく変化する素子である。
4.ホトダイオードは順方向電圧を印加しておき、当てる光を強くすると電流が増加し、弱くすると電流が減少する素子である。
5.発光ダイオードは電気エネルギーを光エネルギーに変えるエネルギー変換素子である。


解説

バラクタダイオード問034で解説した通り、
逆電圧の強さを変化させることで静電容量が変化する素子です。
よって、選択肢2は正しい記述です。

発光ダイオードについては、次回の問036で詳しく解説しますが、
順電圧をかけることで電気エネルギーが光エネルギーに変換される素子です。
よって、選択肢5も正しい記述となります。

本問題の解説では、
残りのバリスタ,サーミスタ,ホトダイオードについて、
もう少し詳しく解説します。


バリスタ

バリスタとは、
非直線的な電圧-電流特性をもった2端子半導体素子のことです。
つまり、バリスタでは印加電圧によって抵抗値が変化します。

バリスタとは「Variable Resistance」を意味しており、
その名からも抵抗値を変化させることのできる素子だということがわかります。

バリスタは一般には低い電圧では高抵抗であり、
これを回路に並列接続しても回路動作にほとんど影響しません。
しかし、異常な高電圧に対しては低抵抗となり大電流が流れます。
よって、送電線や通信回路の避雷器などに使われます。

以上より、選択肢1は正しい記述となります。

ちなみにバリスタは、
PN接合ではなく極性はありません。


サーミスタ

一般的に、半導体の抵抗値は温度によって敏感に変化します。

サーミスタとは、その温度特性を利用したもので、
Mn(マンガン),Fe(鉄),Co(コバルト),Ni(ニッケル)などの
酸化物の粉末を、所望の温度係数になるように
混合し、焼結させたものです。

サーミスタは一般的に負の温度特性を持っています。
つまり温度が上がれば抵抗値は下がります。

正の温度特性を持つサーミスタも存在しますが、
それは正特性サーミスタとよばれています。

サーミスタは抵抗値が温度により変化することを利用して、
温度の検出・制御,トランジスタの温度補償,
マイクロ波電力計などに使用されます。

以上より、選択肢3は正しい記述となります。

ちなみにサーミスタも、
PN接合ではなく極性はありません。


ホトダイオード

ホトダイオードとは、
pn接合の光電効果(問031)を利用したものであり、
逆電圧をかけた状態で光を照射することで
逆方向電流を制御することを目的とした素子です。

光を照射し光電効果を起こすことで、
少数キャリアを増加させ、それにより逆方向電流が増加します。


順電圧をかけると大きな順方向電流が流れてしまうので、
光の照射では電流値をうまく制御できません。

よって、ホトダイオードは、
逆電圧をかけて使用するのが正しい使い方であり、
選択肢4は誤った記述となります。


参考文献

半導体素子半導体素子 - 標準電気工学講座 (20)
(1980/12)
石田 哲朗清水 東

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【MCPC1級】5-6端末のコア装置とその機能

本日もMCPC1級テキストをまとめていきます☆


モバイルシステム技術テキスト エキスパート編―MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応モバイルシステム技術テキスト エキスパート編-MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応
(2008/08)
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム
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今回は端末の小型化に関する技術が中心に記載されています。
短い節ですが、細かい単語がたくさん出てくるので気合入れていきましょう!

今回で第5章は終了です。


第Ⅱ部 端末・アプリケーション
第5章 モバイル端末関連技術

5-6 端末のコア装置とその機能


[1]端末の小型化、軽量化

(1)構成部品の小型化

移動端末を小型化させた3つの技術
 ①個々の部品の小型化
 ②実装技術の進歩
 ③プリント基板の改善


①個々の部品の小型化
 -集積回路の導入
 -RF回路の小型化
 -二次電池の軽量化・高エネルギー密度化


②実装技術の進歩

DIP(Dual In-line Package)
:端子としてピンが二列にならべられ、
 基盤に開けられた穴(スルーホール)に挿し、ハンダで固定する。
  
SOP(Small Outline Package)
:表面実装タイプで、基板にスルーホールが必要ない。
  
QFP(Quad Flat Packge)
:SOPの2列2方向端子に対して、4方向端子にしたもの。
  
BGA(Ball Grid Array)
:さらなる小型化・薄型化のため2次元状に端子を配列したもの。

TSOP(Thin SOP)
:SOPの薄型化

TQFE(Thin QFE)
:QFPの薄型化

CSP(Chip Scale Package)
:BGAの薄型化・小型化


③プリント基板の改善
 -折り曲げ可能な基板
 -多層配線化


(2)制御要素の統合

それぞれが独立した制御要素を1つの装置に収容する(統合化)
→統合化すると配線長を短縮でき実装密度が高まる。

ベースバンドチップ
 -デジタル無線信号を処理・制御するためにプロセッサ。
 -デジタル変復調,チャネルコーディング機能などが1つのチップに統合化されている。

アプリケーションチップ
 -特にユーザアプリケーションに専用化されたプロセッサ。
 -音声コーデック,画像コーデックなどが1つのチップに統合化されている。

さらにベースバンドチップとアプリケーションチップが統合化されたものもある。


(3)ハードウェア機器機能のソフトウェア化

ソフトウェア化とは、従来ハードウェアで行っていた処理をソフトウェアで実行すること。
ソフトウェア化により、ハードウェア機器を物理的になくしサイズを小さくできる。
ただし、プロセッサには高速処理する能力が必要になる。


[2]ソフトウェア無線

ソフトウェア無線(SDR:Software Defined Radio)により、
周波数帯域,変調方式,アクセス方式,信号プロトコルが異なるシステムを、
単一の端末で通信接続が可能となる。

ソフトウェア無線に必要な機能
 ①多様な変調方式に対応できるプログラマブル変調機能
 ②多様な符号化方式に対応できるプログラマブル復号機能
 ③プログラマブルな周波数変換機能とIF帯域幅を柔軟に変化できる機能
 ④プログラムダウンロード機能を有し、上記の機能を実行する処理プログラム,
  通信プロトコル処理用プログラムを実行できるプロセッサ



コメント

実装技術のところでは、
計7つ実装技術が出てきました。

下記のように進化の過程を理解しておけば、
なんとか暗記できるのではないでしょうか。

ピンありからピンなしになって、
2方向から4方向になって、
4方向から2次元配列になって、

 DIP
 ↓
 SOPTSOP
 ↓
 QFPTQFP
 ↓
 BGACSP
 


ソフトウァア無線は今後大注目のキーワードとなってくるので、
本テキストに載っていることくらいは理解しておいたらお得かも☆


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【MCPC1級】5-5マシン・インタフェース

本日もMCPC1級のテキストをまとめていきます。
今のところ計画通りに勉強できてます^^


モバイルシステム技術テキスト エキスパート編―MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応モバイルシステム技術テキスト エキスパート編-MCPCモバイルシステム技術検定試験1級対応
(2008/08)
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム
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本日のテーマは、
モバイル端末の4つの機能要素の3番目
「マシン・インタフェース」となっています☆

マシン・インタフェースは、ヒューマンな私たちには
少し馴染みが薄いかもしれません^^;

重要事項も満載です!
気合を入れていきましょー!!


第Ⅱ部 端末・アプリケーション
第5章 モバイル端末関連技術
5-5 マシン・インタフェース


[1]モバイル端末とマシン・インタフェースの関係

[モバイル端末に装置を接続する目的]
 ・モバイル端末の機能を高める
 ・モバイル端末に付与されていないヒューマン・インタフェースを使用できるようにする
モバイル端末特有


[2]各マシン・インタフェースの分類と特徴

 ・内蔵型インタフェース
 ・有線インタフェース
 ・無線インタフェース


個々のインタフェースを準備することは筐体の設計上問題があるので、
異なる機器/装置を共通のインタフェースで接続できるような汎用化が進められる。
インタフェースや装置のサイズの違いを吸収するアダプタも有効。

(a)内蔵型インタフェース
 ・例えば、スロットにカード状の機器を挿入するもの。
 ・装置/機器を装着してもモバイル端末の大きさが変わらず、
  携帯性を維持したまま使用できる。
 ・有線インタフェースや無線インタフェースを経て
  他の装置と接続するアダプタとしても使用される。

(b)有線インタフェース
 ・端末と他の機器をケーブル等の有線通信媒体で接続するもの。
 ・信号を安定して転送できる。
 ・ケーブルが煩雑となるため、モバイル端末には不向き。

(c)無線インタフェース
 ・端末と他の機器を電波等の無線通信媒体で接続するもの。
 ・配置上の利便性が高い。
 ・電波通信では光学的遮断物があっても信号が届くが、
  赤外線通信(IrDA等)では光学的遮断物があると使用困難に。


[3]マシン・インタフェースの新たな形態Bluetooth

(1)Bluetoothの仕様

無線LANより消費電力の小さな近距離無線通信方式。
 ・プロモータ:Bluetoothを策定した企業のこと。
 ・アダプタ:Bluetoothの仕様に賛同する企業のこと。

[仕様]
 ・仕様V1.1
 ・仕様V1.2
 ・仕様V2.0+EDR

Bluetoothの仕様の対象は、物理層等の階層のみならず、
アプリケーション層以外の上位層まで及ぶ。


(2)Bluetooth仕様V1.1と802.11b方式無線LAN混合ネットワーク構築時の注意点

Bluetoothは、
 ・2402MHz~2480MHzの周波数帯を使用
 ・1MHz間隔で79チャンネルに分けられている
 ・チャンネルに毎秒1600回ホッピングする


各bluetooth機器で周波数ホッピングのパターンとタイミングが異なるため、
複数のBluetooth機器が狭い空間内で同時に稼動できる。

 しかし!

Bluetoothは広い周波数範囲をホッピングするので、
無線LANとはどのチャネルに設定しても周波数競合が発生する!



(3)Bluetooth仕様V1.2と802.11b方式無線LANとの共存メカニズム


V1.2では、特定のチャネルを避けてホッピングするAFT(Adaptive Frequency Hopping)機能が備えられている。
これにより、無線LANで使用されている周波数を避けてホッピングできる。



つまり、仕様V1.2ではIEEE802.11bとの競合を避けることができる!

ただし、使用を避けるチャンネルが増えると、
当然Bluetoohtで使用できるチャンネルが減る。

 ↓

周波数ホッピングを用いるスペクトル拡散方式には、
ある程度のチャンネル数が必要であるので、
最小でも20のホッピングチャンネル数を使わなければならない。


(4)Bluetooth仕様V2.0+EDR

 ・EDRは「Enhanced Data Rate」の略称
 ・V1.2の伝送速度が1Mbpsだったのに対し、2~3Mbpsに向上
 ・V1.1及びV1.2の後方互換性も保持
 ・次の2つのモードでデータ伝送を行う。
  (a)π/4-QDPSK変調による2Mbps伝送モード
  (b)8DPSKによる3Mbps伝送モード


(5)上位階層(プロファイル)の仕様について

Bluetoothでは、アプリケーション層直下の層まで仕様書が策定されている。
その上位層の仕様をプロファイルという。

[Bluetoothを導入する場合の検討事項]
 ・無線LANと併用するか
 ・どの伝送モードを利用するか
 ・システムの用途からどのプロファイルを選択するか



コメント

5-5節は第5章の山場だと言っても過言ではないでしょう。
重要事項満載です!

その中でも特に重要なポイントは、
なんといってもBluetoothとIEEE802.11bの共存問題です!

この共存問題に関する問題が、
過去の試験でも記述問題として出題されています。

キーワードであるAFHについてしっかり理解しておきましょう☆


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【一陸技】精選300題_問034-負性抵抗素子

負性抵抗素子

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  会社の同僚たちと一陸技の勉強会をしています。
  勉強会では「合格精選300題 一陸技問題集」を使っています。
  本ブログでは勉強会で解いた問題の解説を掲載していきます。

合格精選300題 第一級陸上無線技術士試験問題集合格精選300題 第一級陸上無線技術士試験問題集
(1998/10)
吉川 忠久

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問34
次の半導体素子の通常、マイクロ波帯の発振に使用されないものはどれか。
1.トンネルダイオード
2.バラクタダイオード
3.GaAsFET
4.インパットダイオード
5.ガンダイオード


負性抵抗素子

マイクロ波の発振に使用される半導体素子は、
負性抵抗領域を持っている半導体素子となります。

負性抵抗とは、
「かかる電圧を高くしていくと、流れる電流が減少していく」というものです。
一般的な抵抗とは逆の振る舞いですね。
半導体素子の中にはこのような奇妙な振る舞いをするものがあります。

上記の選択肢の中では、

 ・トンネルダイオード
 ・GaAsFET
 ・インパットダイオード
 ・ガンダイオード


の4つが負性抵抗を持つ半導体素子となります。

(ちなみに、温度が上がると抵抗値が下がる「負の温度係数」と
負性抵抗は全くの別物です。混合しないように注意です。)


ここで、負性抵抗素子が
どのようにマイクロ波の発振に使われるのか、
簡単に解説しておきます。

まず、
発振とは、例えばある閉回路に信号を入れたとき、
減衰することなく信号が流れ続ける現象をいいます。

通常の閉回路へ信号を投入した場合、
回路内の抵抗分で信号は減衰し、いずれ消滅します。

ここで、閉回路に負性抵抗素子を入れると、
回路上の抵抗成分が打ち消されたように見え、
信号は減衰することなく流れ続けることができます。

つまり、発振するということです。

これにLC共振回路などを接続することで、
所望の周波数で発振する発振回路を構成することができます。


それでは、それぞれの負性抵抗素子の解説に移ります。


トンネルダイオード

トンネル効果は問033で解説しました。
トンネルダイオードとはそのトンネル効果を起きやすしたダイオードです。

半導体中の不純物濃度を極端に高くすることで、
少しの順電圧をかけただけで、トンネル効果による電流が流れ出します。

(下図の点a

しかし、徐々に電圧を上げていくと、
トンネル効果による電流は減少していきます。

トンネル効果による電流が減少していくこの領域が負性抵抗の領域です。
(下図の点b)

さらに電圧を上げていくと、
PN接合本来の順電圧による電流が増加していきます。

(下図の点c


   トンネルダイオード


トンネルダイオードは、発見者の江崎玲於奈博士の名をとって、
エサキダイオードとも呼ばれます。


インパットダイオード

インパットとは「Impact Avaranche Transit Time」の略語で、
インパットダイオードとは、その名にある通り、
問033で解説したアバランシェ効果(なだれ現象)を利用したダイオードです。

ダイオードに逆電圧を加えて、逆電圧が降伏電圧に達するとなだれ現象が生じます。
このとき、そこにさらに降伏電圧近傍の交流電圧を重ねると、
下図のように、なだれ現象の成長・停止が行われます。
つまり、なだれ現象による降伏電流が波になるということです。

このとき、なだれ現象による降伏電流は、
印加電圧に対して、なだれ現象による降伏電流はπ/2だけ遅れた波となります。
またこの降伏電流は、空乏層を走行するので、そこでさらに位相が遅れます。


インパットダイオード

よって、空乏層の走行による位相の遅れが
π/2になる周波数においては、外部に流れ出る電流は、
加えられた交流電圧に対してトータルでπ遅れる(逆位相になる)ので
負性抵抗を得ることができます。


ガンダイオード

これまで解説した負性抵抗素子は
pn接合による現象を利用したものでした。

これに対して、均一なn型GaAs(ガリウムひ素)に高電界を加えると
マイクロ波の発振が生じることが知られています。

この現象をガン効果といい、
それを利用した素子をガンダイオードと呼びます。

(このような均一な半導体をバルク半導体といい、
バルク半導体に見られる電子効果をバルク効果という。)


n型GaAsには、下図のように、
エネルギー差が0.36eVある2つの伝導帯が存在します。
低いレベルの伝導帯の電子は有効質量が小さく、移動度は大きくなります。
高いレベルの伝導帯の電子は有効質量が大きく、移動度は小さくなります。

(移動度については問032参照)


  ガンダイオード


通常、電子は低いレベルの伝導帯で熱運動しており、
ドリフト速度は0となっています。

ここに電界はかけるとドリフト速度は増加し、
電界が約3[kV/cm]のときドリフト速度は最大となります。

電界が3[kV/cm]以上になると、
電子は高いレベルの伝導帯に移動していき、
ドリフト速度は減少していくことになります。

電界は電圧に相当し、ドリフト速度は電流に相当するので、
この現象は負性抵抗を示していることがわかります。

さらに電界を強くしていくと、
電子は高いレベルの伝導帯に移りきり、
ドリフト速度は再び上昇していきます。

ちなみにガンダイオードのガンとは、
ガン効果を発見したJ.B.GUNNさんの名かきています。


バラクタダイオード

本問題の正解は、2のバラクタダイオードです。
バラクタとは「Variable Reactor」の略語であり、
可変リアクタンス素子を意味しています。
リアクタンスでも、特に静電容量値を制御するため、
バリキャップダイオード(Variable Capacitor Diode:可変容量ダイオード)
とも呼ばれます。

その名の通り容量値を可変するためのダイオードであり、
マイクロ波の発振を目的とするものではありません。

ここで、バラクタダイオードの動作原理を簡単に解説しておきます。
pn接合ダイオードに逆電圧をかけると接合部に空乏層が生じ、
この空乏層はコンデンサと同じ働きをします。(問033参照)

空乏層の幅は逆電圧の強さによって変化します。
逆電圧を強くすると空乏層が広がっていくので、
次の式より、容量値は小さくなることがわかります。

 C=εS/d

逆電圧によって空乏層の幅を制御し、
静電容量値を制御できるものがバラクタダイオードです。


参考文献

半導体素子半導体素子 - 標準電気工学講座 (20)
(1980/12)
石田 哲朗清水 東

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【MCPC1級】5-4ヒューマン・インタフェース

本日もMPCPをまとめていきます!

今回のテーマは、
モバイル端末の4つの機能要素の2つめ「ヒューマン・インタフェース」です。

「ヒューマン・インタフェース」はヒューマンインタフェースというだけに、
人間がケータイを使う場合には、必ず使う機能です。

ですので、かなり馴染みのあるテーマだと思います。
深く考えず、ちゃっちゃと行っちゃいましょう。


第Ⅱ部 端末・アプリケーション
第5章 モバイル端末関連技術
5-4 ヒューマン・インタフェース


[1]モバイル端末とヒューマン・インタフェースの関係

ヒューマン・インタフェースを構築する上で重要なことは、
人間の情報認識性情報表現性に適合させることである。

 ・情報認識性: 端末によって示される情報を、ユーザが正確に認識できるか
 ・情報表現性: 端末に対して伝えようとする情報を、ユーザが正確に表現できるか


[2]各ヒューマン・インタフェースの種類

・モバイル端末のヒューマン・インタフェース機構
 -ユーザから端末に対して行うもの(端末への入力)
 -端末からユーザに対して行うもの(端末からの出力)

・人間と端末の関係
 -端末とユーザが直接関わる関係
 -ユーザとユーザの通信を端末が媒介する関係

・情報の表現形態
 -画像等光学的なもの
 -音声等音響的なもの
 -振動によるもの


(1)端末への入力

(a)キーによる入力

・文字モード切替法
・キーを複数回押下する方法
 -5ストローク法:かな文字入力
 -3ストローク法:英文字入力


(b)タッチパネルによる入力

ディスプレイをキーボードに代用できるため、端末サイズを小さくできる。


(c)音声による入力

音声認識および解釈機構を端末に実装するか、
コアネットワーク側に処理機構を置く必要がある。
ハンズフリーとして有用。


(d)画像による入力

デジカメにより文字やバーコードを読み取るなど。


(e)その他の入力

下記の装置により、自動的に情報が入力される

 ・GPS→緯度/経度レベルでの位置
 ・地磁気センサ→水平方向に対する方位
 ・加速度センサ→垂直方向に対する向き
 ・複数の加速度センサ→運動状態


(2)端末からの出力

(a)光学的な出力(視覚的出力)
(b)音響的な出力(聴覚的出力)
(c)振動を用いる方式(触覚的出力)


コメント

やはり、ヒューマン・インタフェースは普段から使っているので、
特に難しいものはありませんね。

あえて重要ポイントを挙げるなら、
自動で端末に入力されるヒューマン・インタフェースでしょうか。

自動で入力されるため、普段はあまり意識していませんし、
他のヒューマン・インタフェースと比べ馴染み薄いかもしれません。
要チェックかもかも☆


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【MCPC1級】5-3遠隔通信機能

本日はMCPC1級のテキストをまとめていきます。

今回は、
モバイル端末の4つの機能要素の1つ「遠隔通信機能」がテーマです。
第5章もいよいよ本番という感じですか。


第Ⅱ部 端末・アプリケーション
第5章 モバイル端末関連技術
5-3 遠隔通信機能


[1] モバイル通信端末と遠隔通信機能の関係

携帯電話機とPDA/PCの違い
 ・携帯電話機:遠隔装置と常時通信が可能
 ・PDA/PC:遠隔装置と常に接続されるわけではない

◆携帯電話端末の状態遷移

  電源オフ⇔待受け中⇔通信中


◆PC/PDAの状態遷移

  電源オフ⇔使用中(ローカル)⇔ログイン中⇔データ転送


[2] 遠隔通信に必要な機能

通信端末が遠隔通信に必要な機能はその端末の使用状況に依る。
端末の使用状況は以下のように分類される。

 :端末がある場所に固定設置されている場合
 :端末がPC/PDAのように携帯され、必要に応じて遠隔通信接続が必要な場合
 :②の状況で電線を張れない場合
 :端末が移動しながら通信を維持する必要がある場合
 :④の状況で、かつ、多くの端末を収容する場合


(1)端末を通信中に移動させない場合

の接続形態である。

:ある場所に固定設置されている場合
 常に同一のアクセスポイントを経て遠隔装置に接続される。

:必要に応じて遠隔通信接続が必要な場合
 端末は異なるアクセスポイントでの有線回線の接続/解除を行う機能を備えている必要がある。

の場合は共に、通信回線が物理的に接続されている場合のみ遠隔通信が可能であり、
接続したい遠隔装置の識別番号(電話番号やIPアドレス)を指定する。


(2)端末を通信中に狭い領域で移動可能とさせる場合

の接続形態である。

:電線を張れない場合
端末は異なるアクセスポイントでの無線回線の接続/解除を行う機能を備えている必要がある。
有線の場合と比較して、電波状況が良好な範囲で移動可能。


(3)端末を通信中に広い範囲で移動可能とさせる場合

の接続形態である。

:セルラー型システムにより実現される

[セルラー型システムが関与している機能]
 (a)待受け基地局の選択機能
 (b)デマンド・アサイン機能
 (c)ページ機能
 (d)位置登録機能
 (e)秘匿(暗号化)と認証
 (f)通信チャンネルの選択
 (g)ハンドオーバ機能
 (h)送信電力制御機能
 (i)受信専用機能


(a)待受け基地局の選択機能

端末は電源が投入された時点でその周辺の基地局のうち、
最も電界強度の高い基地局を選択肢し、その基地局を待受け基地局とする。
この基地局は、端末が発信接続のときにアクセスしたり、
着信接続のための端末呼出し信号(ページ信号)を受信するための基地局となる。


(b)デマンド・アサイン機能

端末と基地局間でデータを送受信するための通信チャンネルは、
端末が通信開始を要求したとき初めて割り当てられる。
通信を行ってない端末に通信チャンネルが占有されず、利用効率が上がる。


(c)ページ機能

端末に着信要求があった場合、コアネットワークの装置は、
端末が位置するエリア(位置登録エリア)内にある全基地局に
端末の識別情報を一斉送信するように要求する。
(この動作をページといい、
その信号をページ信号という)

 ↓

端末は待受け基地局のページングチャンネルを周期的にスキャニングしており、
このチャネルにその端末の識別情報が入っていれば、アクセスチャネルを用いて応答する。
(この動作をページ応答と呼ぶ)

 ↓

コアネットワークの装置は、ページ応答により、
端末の待受け基地局を特定する。

 ↓

ユーザの正当性を確認し通信要求を許可する。

 ↓

通信要求が許可された端末は、
ユーザ固有の情報を転送するためのチャンネルが割当てられる


(d)位置登録機能

サービスエリアは複数の基地局をひとくくりにした単位(位置登録エリア)で構成されており、
それぞれの位置登録エリアには識別番号(位置登録エリア識別子:LAI(Location Area ID))が付与される。

 ↓

端末は基地局のエリアをまたぐごとに、新しい基地局のLAIを読み込み、
前の基地局から受信したLAIと比較する。

 ↓

その結果、不一致の場合、
コアネットワークに対して位置登録エリアが変化したことを通知する。
(この動作を位置登録要求という)

 ↓

コアネットワークは位置登録要求を受信すると、
位置登録レジスタの中に入っている端末の位置情報を新しいLAIに書換えて保持する。


(e)秘匿(暗号化)と認証

・秘匿
・認証


(f)通信チャンネルの選択

通信チャンネルは、そのサービス内容によって様々な種類のものが準備されている。
通信チェンネルを選択する上で考慮される特性としては以下を挙げることができる。

 ①情報転送速度
 ②連続性/間欠性
 ③可変情報速度性
 ④方向性(一方向/両方向)
 ⑤個別性/同報性



(g)ハンドオーバ機能
(h)送信電力制御機能
(i)受信専用機能



コメント

モバイル端末の4つの機能要素の1つである「遠隔通信機能」がテーマでした。

遠隔通信に必要な機能の中でも、
広い範囲で移動可能とさせる場合に必要な機能は要暗記でしょう!
9つの機能が挙げられてましたね。

その中でも、特に
 ・ページ機能
 ・位置登録機能
の2つはテキストでも丁寧に解説されており、重要だと思います。
図も含めてよく見ておいたほうが良さそうですね。


残りの機能要素については次節以降につづきます。


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【MCPC】学習計画

3ヵ月後の6月13日(土)は、
MCPCモバイルシステム技術検定の試験日です!

いよいよ3ヶ月を切りました。

私は1級を受験予定ですが、
3つの科目のうち「ネットワーク」は合格しているので、
残りの「端末・アプリケーション」と「モバイルシステム」を受験します。

あと3ヶ月ということで、
ここらで学習計画でも立てておきます。


MCPC1級学習計画

3/16 残り13週
第Ⅱ部 端末アプリケーション
第5章 モバイル端末関連技術

 5-1 モバイル端末の概要
 5-2 モバイル端末の種類と機能分類
 5-3 遠隔通信機能
 5-4 ヒューマン・インタフェース
 5-5 マシン・インタフェース
 5-6 端末のコア装置とその機能


3/23 残り12週
第6章 モバイルインターネット技術

 6-1 モバイルインターネット接続
 6-2 記述言語
 6-3 モバイル・インターネット・プロトコルサービス

3/30 残り11週
第7章 端末プラットフォーム・ソフトウェア技術

 7-1 プラットフォームの構成
 7-2 オペレーティングシステム
 7-3 ソフトウェアエンジン
 7-4 セキュリティ・インフラストラクチャ

4/6 残り10週
第8章 モバイルコンテンツ・サービス技術

 8-1 モバイルコンテンツ・サービスの概要
 8-2 コンテンツ提供技術
 8-3 位置情報

4/13 残り9週
第Ⅲ部 モバイルシステム
第9章 モバイルシステムの対象業務の基本的なビジネス知識

 9-1 共通業務プロセス
 9-2 業種別モバイルシステム活用

4/20 残り8週
第10章 モバイルシステムの構築

 10-1 モバイルシステム導入方針策定
 10-2 モバイルシステム資源調達フェーズ
 10-3 モバイルシステム開発構築フェーズ

4/27 残り7週
第11章 モバイルシステムの運用と評価

 11-1 モバイルシステム運用フェーズの全体像
 11-2 モバイルシステム運用フェーズのアクティビティ
 11-3 システム資源の管理
 11-4 セキュリティ管理
 11-5 障害と問題の管理
 11-6 コストの管理
 11-7 システムの標準化

5/4 残り6週
第12章 モバイルシステム構築関連の法制度

 12-1 本章に記載の各法律と読者の業務との関連
 12-2 電気通信法制の体形
 12-3 個人情報保護に関する法律
 12-4 著作権法
 12-5 特定商取引に関する法律
 12-6 電子消費者契約法

5/11 残り5週

 12-7 電子署名及び認証業務に関する法律
 12-8 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律
 12-9 不正アクセス行為の禁止等に関する法律
 12-10 携帯電話不正利用防止法
 12-11 犯罪捜査のための通信傍受法に関する法律
 12-12 コンピュータ犯罪関連刑法

5/18 残り4週 ☆ここから暗記期間☆

 第Ⅱ部 端末・アプリケーション 2回目

5/25 残り3週

 第Ⅲ部 モバイルシステム 2回目

残り2週

6/1 第5章 3回目
6/2 第6章 3回目
6/3 第7章 3回目
6/4 第8章 3回目
6/5 第9章 3回目

6/6 第10章 第12章 3回目
6/7 第Ⅱ部 第Ⅲ部 4回目

残り5日

6/8 第Ⅱ部 5回目
6/9 第Ⅲ部 5回目
6/10 第Ⅱ部 6回目
6/11 第Ⅲ部 6回目
6/12 第Ⅱ部 第Ⅲ部 7回目

6/13 MCPCモバイルシステム技術検定1級試験本番!!

合格目指してがんばるぞ☆


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【MCPC1級】5-2モバイル端末の種類と機能分類

本日はMCPCモバイルシステム技術検定1級テキストをまとめていきます。

今回もまだまだ第5章のさわりの部分。
簡単な内容なので軽い気持ちでやっていきます☆


第Ⅱ部 端末・アプリケーション
第5章 モバイル端末関連技術
5-2 モバイル端末の種類と機能分類


[1]通信形態による分類

(1)通信媒体

 ①無線通信媒体
 信号は音、電波、光の変化によって伝えられ、空間に発散される。
 非接触的であるため、通信中に移動が可能。
  ・電波→携帯電話/PHS,無線LAN,
  ・光→赤外線通信(IrDA)

 ②有線通信媒体
 電圧や電流,光の変化によって伝えらる。
 接触的であるため、通信中に移動は困難。
  ・電気→LAN,加入者インタフェース
  ・光→光ファイバー


(2)端末の移動可能性と移動範囲

 ①高域にわたって移動可能なもの
  ・衛星通信システム
  ・Radio/TV放送
  ・携帯電話/PHS

 ②狭域で移動可能なもの
  ・無線LAN
  ・Bluetooth
  ・IrDA

 ③接続替えで移動可能なもの
  ・モジュラジャックにノートPCをつないでインターネットにダイヤルアップ接続

 ④移動不能なもの
  ・固定加入者電話
  ・有線LAN


[2]端末のサイズによる分類

 ①カード型通信専用端末の大きさ
  ・単体では通信機能を持たないPDAやPCに対して通信機能を提供するもの。
  ・キーパッドなどのユーザインタフェースはない

 ②携帯電話/PHS端末の大きさ
  ・ユーザに電話サービスを提供することを主目的とする。
  ・片手で操作し送受通話機として使用することが可能。

 ③PDA端末の大きさ
  ・片方の手で維持して、もう片方の手で入力操作するサイズ。

 ④ポータブルPC端末の大きさ
  ・ユーザがひざの上あるいは机の上に置いて操作するサイズ。


[3]モバイル端末とその機能

(1)モバイル端末とその機能

(2)モバイル端末の基本形

モバイル端末は下記の「4つの機能要素」の一部あるいは全部を有し、
それぞれの端末の用途・目的を達成する。

 4つの機能要素を持つ機能モデル
  ①遠くに離れた装置との通信接続機能(遠隔通信機能)
  ②ユーザである人間との通信機能(ヒューマン・インタフェース:HI)
  ③端末の近傍にある装置との通信機能(マシン・インタフェース:MI)
  制御・情報処理機能

以下では、個々のモバイル端末とその用途に沿って、
上記の機能モデルを適用してみる。


(a)携帯電話(電話用途)

の機能要素を有する。
 ①:無線基地局との無線回線接続などの遠隔通信機能 
 ②:テンキー,ディスプレイなどのヒューマン・インタフェース
 マシン・インタフェースは必要ない。


(b)PC、PDA(ローカル用途)

を有する。
 ②:データ入出力のためのヒューマン・インタフェース
 ③:プリントアウトや外部ディスプレイへの表示のためのマシン・インタフェース
 遠隔通信機能は必要ない。


(c)カード型データ通信専用端末(通信代行)

を有する。
 ①:PCやPDAに通信を提供するための遠隔通信機能
 ③:通信を提供するPCやPDAとのマシン・インタフェース
 ヒューマン・インタフェースは必要ない。


コメント

今回も常識的に考えたらわかりそうな内容ですね、簡単です。

重要ポイントを挙げるとすれば、
モバイル端末の「機能モデル」でしょうか。

本モデルでは機能要素が4つあり、その4が何を示しているのか、
ということを少なくとも理解している必要があると思います。

以降の5-3説以降でも、この機能モデルを元に解説されています。


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【一陸技】精選300題_問033-逆電圧降伏

逆電圧降伏

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  会社の同僚たちと一陸技の勉強会をしています。
  勉強会では「合格精選300題 一陸技問題集」を使っています。
  本ブログでは勉強会で解いた問題の解説を掲載していきます。

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吉川 忠久

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今回の問題はPN接合ダイオードに関する問題です。
設問では、PN接合ダイオードにおける、
逆電圧降伏と光電効果に言及していますが、
今回は主に、逆電圧降伏について解説していきます。


問33
ダイオードに関する記述として正しいものを下の番号から選べ
1.逆方向電圧を高めていくと、逆方向電流がきわめて小さくなるpn接合は、空乏層の幅が広くなり、コンデンサとしての働きをする。
2.縮退した高不純物濃度の半導体で形成したpn接合は、空乏層の幅が広くなり、トンネル効果に基づく負性抵抗が得られる。
3.逆方向電圧を高めていくと起きるpn接合の降伏現象は、バルク効果に基づくものと、熱的に発生した電子と正孔が強電界により加速され、なだれ現象的に電流が急増するものとの2種類ある。
4.pn接合に逆方向電圧を加えて接合部に光を照射すると、電子や正孔が発生して、光量に比例した順方向電流が流れる。
5.逆方向電圧を加えたpn接合に少数キャリアを注入すると電子と正孔は再結合して光を放出する。


PN接合ダイオード

まずはPN接合ダイオードについて簡単に解説しておきます。
下図のようにPN接合ダイオードとは「P型半導体」「N型半導体」を接合したダイオードです。

P型半導体とは「正孔(ホール)」多数キャリアに持つ半導体です。
N型半導体とは「電子」多数キャリアに持つ半導体です。

接合面では、正孔と電子の結合が起こるので、
正孔も電子も存在しない領域ができます。
この領域を「空乏層」といいます。

  PN接合ダイオード

PN接合ダイオードでは、P側プラスの電圧(順電圧)をかけることによって、
下図のように、P型半導体中正孔N型半導体側へ移動し、
N型半導体中電子P型半導体中へ移動することで電流が流れます。

  順電圧

一方、P側マイナスの電圧(逆電圧)をかけることによって、
下図のように、P型半導体中正孔が電位の低い方へ、
N型半導体電子が電位の高い方へ移動するため電流は流れません。
ただし、実際にはP型にも電子少数キャリアとして存在し、
同様にN型にも正孔少数キャリアとして存在するので微小な電流は流れます。
この逆バイアスによる微小な電流を飽和電流という。

  逆電圧


このとき、逆電圧により空乏層は広くなり、
また、この空乏層は電極に電荷が溜っているように見えるので、
コンデンサの働きをします。

よって、選択肢1は正しい文となります。


逆電圧降伏

PN接合ダイオードでは、
逆電圧をかけても少数キャリアによる微小な電流しか流れないと上述しました。
ところが、逆電圧をどんどん増加させていくと、
ある限界電圧以上で急激に電流が流れるようになります。

この現象を逆電圧降伏といい、
逆電圧降伏は「ツェナー効果」によるものと
「なだれ現象」によるものの2つに分けることができます。

では、なぜこのような逆電圧降伏が起こるのでしょうか?
「ツェナー効果」と「なだれ現象」に分けて解説します。


ツェナー効果

逆電圧を増加させていくと、
下図のバンド図のように、接合部の逆電界が高くなり、
空乏層の幅が狭くなってきます。

そうすると、N型半導体の伝導帯にある電子が禁制帯を通り抜けて
P型半導体の価電子帯へ移動しやすくなります。
このような現象を「トンネル効果」といいます。

そして、このトンネル効果によって、
電流が増加していく現象を「ツェナー効果」といいます。

  ツェナー効果


   伝導帯:電子が自由に移動できる領域(電位が高い)
   禁制帯:電子も正孔もない領域
   価電子帯:電子が固定されている領域(電位が低い)


なだれ現象(アバランシェ効果)

逆電圧を増加させていくと、
空乏層にかかる電界がどんどん強くなっていきます。

そうすると、下図のように、
p型半導体中の電子が十分に加速され、原子と衝突して新たな電子が生じます。
このような現象が繰り返されて、
なだれ的に電流が増大していくことを「なだれ現象」といいます。
「アバランシェ効果」とも言いますが、avalancheとは「なだれ」のことです。

  なだれ効果


ツェナー効果となだれ現象の関係

ツェナー効果となだれ現象は上述のように異なる現象のものです。
実際の逆電圧降伏では、2つの現象のうち、
降伏電圧の低い方の現象が起きます。

それぞれの現象が起こる降伏電圧は、
半導体の不純物の濃度温度により決まってきます。

不純物の濃度が高いとなだれ現象が起きやすく、
不純物の濃度が低いとツェナー効果が起きやすくなります。

また、
温度が高くなるとトンネル確率が上昇するのでツェナー効果が起きやすくなり、
温度が低くなるとキャリアの移動度が上昇するのでなだれ現象が起きやすくなる。


以上より、
トンネル効果は空乏層が狭くなって起こるので、選択肢2は誤り、
降伏現象はツェナー効果となだれ現象の2つに分けられるので、選択肢3は誤りとなります。

バルク効果や、選択肢4と5の光電効果については、
別の問題で解説します。


参考文献

半導体素子半導体素子 - 標準電気工学講座 (20)
(1980/12)
石田 哲朗清水 東

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【MCPC1級】5-1モバイル端末の概要

そろそろMCPC1級の勉強もはじめたので、
そちらについてもまとめていこうと思います。

私は、1級で合格しなければならない3つの科目のうち、
「ネットワーク」は合格しているので、
残りの「端末・アプリケーション」「モバイルシステム」について
まとめていきます。

まずは「端末・アプリケーション」のさわりの部分から。
ジャブ程度の軽い内容です。


第Ⅱ部 端末・アプリケーション
第5章 モバイル端末関連技術
5-1 モバイル端末の概要


[1]モバイル端末とは

「モバイル」とは「移動できる、移動可能な」という意味で、
モバイル端末とは人間とともに移動できる端末である。


[2]モバイル端末の成り立ち

次の4つのモバイル端末を例に挙げ、
何を起源とし、どのように進化してきたか見ていくことで、
それぞれのモバイル端末の特徴を捉える。

 (1)携帯電話/PHS
 (2)PC
 (3)PDA
 (4)スマートフォン
 (5)その他


(ここでは、起源と特徴のみまとめる)

(1)携帯電話/PHS
携帯電話の起源:自動車電話
PHSの起源:コードレス電話

携帯電話やPHSはユーザ端末固有の電話番号が付与されている。
この番号はユーザがいる場所に関わらず同一のアクセス番号として使用され、
つまり、通信相手の居場所がわからなくても接続できる。

(2)(ポータブル)PC
PCの起源:コンピュータ

PCでの計算処理や情報処理を行える環境を、空間的に制約のない地域に拡張できる。

 ①移動先でも必要な情報を蓄積し、その情報を用いて情報処理を行うことができる。
 ②必要な情報がない場合でも通信手段を用いてデータベースにアクセスし情報を入手できる。
 ③ユーザから他の人々や装置に情報を送ることができる。

(3)PDA
PDAの起源:電子手帳

PCほどの情報処理力はないものの、ユーザの個人的な情報管理を簡易に行えるツール。
情報の格納や索引を効率的に行ったり、
内蔵される時計機能に関連させてスケジューラを自律的に稼動できる。

(4)スマートフォン
PDAと携帯電話の機能がひとつの端末に収容された高機能な携帯電話。
MCPCの定義「利用者が汎用的なオペレーティングシステム上で、アプリケーションを自由に追加して拡張機能やカスタマイズができる携帯電話およびPHS」
次の3つの形態に分けられる

 ①キーボード搭載型:QWERTYキーボードを搭載している
 ②PDA型:タッチパネルを具備している
 ③携帯電話型:携帯電話と同様のテンキーを具備している

(5)その他
・ページャ(無線呼出し) ← ポケベルのこと
・列車公衆電話
・船舶電話
・海事衛星通信(インマルサット)
・航空機公衆電話
・トランシーバ


コメント

今回は内容もそれほど難しくなく、あまり重要そうでない単元でした。
それでもあえて重要なポイントを挙げるとすれば、
それはスマートフォンの定義でなないでしょうか。

MCPCの定義によるとスマートフォンでは、
「アプリケーションを自由に追加して拡張機能やカスタマイズができる」ことが条件のようです。
つまり、QWERTYのようなフルキーボードを搭載しているだけでは、
スマートフォンとは呼べないようですね。

このMCPCの定義を満たせる端末はいまのところ、
「iPhone」かAndroidケータイの「T-Mobile G1」くらいでしょうか?
定義中の「自由に」がどれほどの自由度を示しているのかわかりませんが、


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【一陸技】精選300題_問032-移動度と導電率

移動度とドリフト速度

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  会社の同僚たちと一陸技の勉強会をしています。
  勉強会では「合格精選300題 一陸技問題集」を使っています。
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(1998/10)
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今回の問題は、
半導体中のキャリアの「移動度」から「導電率」を求める問題です。
「移動度」とは「ドリフト速度」と密接な関係にあるパラメータです。
この「移動度」や「ドリフト速度」を理解していないと本問は難解でしょう。

ドリフトとは「電界による帯電粒子の移動」のことを意味しています。
つまり、「ドリフト速度」とは半導体に電界をかけたときのキャリアの移動速度を表します。
詳しくは下記で説明します。

それでは、問題を読んでみましょう。


問32
シリコンの真性半導体の電子及び正孔の移動度がそれぞれ0.15[m^2/Vs]および0.05[m^2/Vs]で密度がいずれも5×10^16[/m^3]であるとき、このシリコンの導電率σ[S/m]の値を求めよ。ただし、電子の電荷は1.6×10^(-19)[C]とする。


導電率

導電率とは電気の流れやすさを表したものです。

電子と正孔の密度をn、
電子の移動度をμn,正孔の移動度をμp
電子の電荷をeとすると、導電率σは次のようになります。

 σ = enμn + enμp

この式をおぼえていれば本問題はすぐに解けます。
この式に問題文の値を代入するだけです。

この式をおぼえていなかったら導出するしかありません。
では、導出の方法を解説しましょう。

そのためにはまず「移動度」と「ドリフト速度」をしっかり理解するのが良いです。


移動とドリフト速度

半導体中の電子は、普段は熱運動によりあちらこちらに移動しています。
しかしながら、この熱運動はランダムな運動なので、
平均的に見るとその場に留まり、移動していないように見えます。

それに対して、電界のかけられた半導体内では、
電子は電界より力を受けて電界と逆向きに移動していくことになります。
このとき、電子は電界からの力Fを受けているので、

 F=ma

の関係より、電子は加速度aでどんどん加速していくかのように思われます。
しかし実際には、下図のように、
自由電子は原子などに衝突しながら移動するので、
ある平均速度で移動していくように見えます


 ドリフト速度成分

このときの平均速度を「ドリフト速度」と呼びます。
ドリフト速度VDは電界強度Eに比例し、
比例定数をμとすると次のように表せます。

 VD = μE

この比例定数μが「移動度」で、
「移動度」は半導体の材料によって決まってくるパラメータです。


ドリフト電流

次にドリフト電流を求めます。
ドリフト電流とはドリフトによりキャリアが移動することで流れる電流のことです。

電界がかけられた半導体中では、
電子は電界と逆向きに速度VDnでドリフトされ、
また正孔は電界の向きに速度VDpでドリフトされ、
ドリフト電流が流れます。

ここで電流密度が「単位時間あたりに単位面積を通過する電荷量」と定義されるので、
電子による電流密度Jnと、正孔による電流密度Jpは次のように表せます。

 Jn = enVDn
 Jp = enVDp

ここで、ドリフト速度は移動度を比例定数として電界強度に比例するので、

 VDn = μnE
 VDp = μpE

となりこれを電流密度の式に代入すると、次のようになります。

 Jn = enμnE
 Jp = enμpE

JnとJpの和が全電流密度Jとなるので、

 J = en(μn+μp)E

となります。

また、電流密度Jは、
伝導率σを比例定数とし電界Eに比例するため、

 J = σE

と表せます。
これら2つの電流密度の式と比較すると、次式が導けます。

 σ = en(μn+μp

これが導きたかった、導電率と移動度の関係式です。

この式より、キャリアの密度と移動度が大きいほど
導電率が高くなる(電流が流れやすくなる)
ことがわかります。


問題の解答は、この式に代入していくだけなので、
以降は問題集をご参照ください☆


参考文献

半導体素子半導体素子 - 標準電気工学講座 (20)
(1980/12)
石田 哲朗清水 東

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【MCPC】非接触型ICカード

昨日、JR九州の「SUGOCA」のことをブログに書きましたが、
これらのICカードでは「Felica(フェリカ)」と呼ばれる
非接触型ICカードの技術が使われています。

このFeliCaに代表される非接触型ICカードについては、
モバイルシステム技術検定の出題範囲ですので、
この機会にまとめておこうと思います。


非接触型ICカードについては2級1級ともに言及されています。
まずは2級での非接触型ICカードについてまとめます。

2級
第7章 モバイル端末ハードウェア技術
7-2 モバイル端末を構成するデバイス


[12]非接触型ICカード


非接触型ICカードとはRFIDの一種で、携帯することを想定してカードの形状にしたもの。
不揮発性メモリを内蔵するICチップアンテナを樹脂で封止したものや紙で封止したものがある。

(1)FeliCa
FeliCa(Felicity Card)はソニーが開発したICカードの規格。

特徴
・リーダ/ライタをかざすだけで情報を読み書きできる。
・電池が不要。
・セキュリティがしっかりしている。(※)

(※)セキュリティについて
不揮発性メモリを使い、
複数の情報をそれぞれ異なるセキュリティ管理で格納できる。

1枚のカードで電子マネー,学生証や社員証,電子チケット,
家電販売店のポイント管理などを実現できるが、
それぞれの情報は個別のアクセス権が設定されるため、
例えば、社員証のリーダから電子マネーの残高が読み取られるということはない。


それでは次に、1級での非接触型ICカードについてまとめます。
1級ではFelica以外の非接触型ICカードであるTypeATypeBと呼ばれる
非接触型ICカードの技術についても言及されています。

1級
第8章 モバイルコンテンツ・サービス技術
8-2 コンテンツ提供技術


[9]接触ICカードとNFC


(1)ICカードの種類

◆接触型

 ・ISO/IEC 7816:世界標準。世界中のクレジットカードが共通してICカード決済が可能

◆非接触型

 ・Tyoe A:ヨーロッパ,アジアで良く使われるMifareスマートカード(フィリップスエレクトロニクス開発)で採用される。国際規格。国内では、ICテレホンカード,taspoなどで採用。

 ・Type B:米国で良く使われるTypeBカード(モトローラ開発)で採用される。国際規格。国内では、住民基本台帳カードなどで採用。

 ・FeliCa:ソニーの開発した方式。携帯電話に組み込まれたおサイフケータイなどで採用

(2)NFC(Near Field Communication)
NFCとは上記の3つの非接触型ICカード技術を包含する国際規格である。

 ・ISO18092Type AFelicaの上位方式。
 ・ISO21481ISO18092に加え、Type BやRFID(ISO15693)にも対応。

NFCではIDカードのように振舞うだけでなく、リーダ/ライタの振舞いもでき、
これを利用してファイル転送も実現できる。


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SUGOCAゲットしました

3月1日、JR九州の乗車券ICカードSUGOCA(スゴカ)の運営が始まりました☆

当日は導入記念限定SUGOCAが発売されるということで、
どうせなら記念SUGOCAがほしいと思い、私も買いに行ってきましたよ。

朝の7時からの発売だったので、
2時間前の5時に行けば余裕だろうと思っていたのですが、
5時に駅に行ってみるとすでに10人くらい並んでました!
いやぁー、みなさんお早い^^;

そして、発売される7時には、
200人くらいの人が並んでましたよ!!


SUGOCA大人気です☆


↓これがゲットしたデビュー記念スゴカです。

デビュー記念SUGOCA


りんごちゃんの時計のキャラクターが可愛いです^^


さて、これでJR6社のうち5社でICカード導入が完了しました。

JR東日本のSuica(スイカ)
JR西日本のICOCA(イコカ)
JR東海のTOICA(トイカ)
JR北海道のKitaca(キタカ)
そして、JR九州のSUGOCA(スゴカ)です。

のこりはいよいよJR四国1社のみとなりました。

JR四国のICカードはどんなネーミングになるのでしょーか?
楽しいネーミングを期待しています☆

では、
「INACA(イナカ)」が有力だそうです^^;


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